「見られない」期間をどう乗り切るか|反応ゼロの2ヶ月で私がやったこと

「見られない」期間をどう乗り切るか|反応ゼロの2ヶ月で私がやったこと 副業

この記事で分かるのは、発信やサービスへの反応がまったく無い時期に、何を続けて何をやめればいいのかという判断の仕方です。数字が動かない期間は、努力が足りないのか方向が間違っているのか自分では判別できません。その判別を、感情ではなく手元の記録でやる方法を書きます。

書いているのは「さとり」です。元・調理師として飲食の現場に10年いて、そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立しました。営業が苦手で、その苦手を埋めるために自動化を作り始めた在宅ワーカーです。そして今まさに、自分の発信の集客がうまくいっていません。誰にも見られていない状況が続いていて、正直きついです。この記事は、その真っただ中から書いています。

先に結論:反応が無い期間は「失敗」ではないが、「そのまま」でもいけない

結論を先に書きます。私が今のところ持っている答えは、次の3つです。

  • 反応が無い期間は、それ自体では失敗の証拠にならない。手応えが一切無いまま進んで、あとから急に伸びた経験が実際にあるからです。
  • ただし「反応が無い」を放置していい理由にはならない。続けているだけでは、届かない状態は自動的には変わりません。
  • やるべきは、感情で判断せずに記録で判断すること。本数・ビュー・時間帯を機械的に残しておくと、「効いていない」ではなく「どこが効いていないか」まで降りられます。

この3つを、実際の数字と、うまくいかなかった話を並べて説明していきます。景気のいい話はほとんど出てきません。

私の「見られていない」は、どのくらい見られていないのか

抽象的に「反応が無い」と書くと伝わらないので、実測値をそのまま出します。

2026年6月25日から7月27日までの間に、Threadsに87本を自動投稿しました。その間、フォロワーは0人のままでした。7月27日時点で数えたときの7月の数字は、ビュー527・いいね7・返信0・リポスト0です。返信は一度も来ていません。

68本のうち13本は、ビューが0か1のままでした。誰の画面にも出ていないのとほぼ同じです。

週ごとの平均ビューも見ました。18.2 → 15.9 → 8.4 → 7.9 → 5.0。右肩下がりです。時間が経てば認知が増える、というような気配は数字の上にはありませんでした。

8月に入っても大きくは変わっていません。2026年8月4日までの7日間で24本投稿して、合計ビュー120・いいね1・返信0。この週も、ビューが0か1のままだった投稿が8本ありました。

noteのほうも書いておきます。2026年8月8日時点で公開記事は31本、全記事の合計いいねは54です。直近1週間で増えたいいねは3でした。7月27日時点では記事27本・フォロワー2人・合計いいね45だったので、動いてはいます。ただ、動き方はとても静かです。

これを毎週自分で集計して、Discordにレポートが飛んでくるようにしています。つまり私は毎週、自分が見られていない事実を自動で通知され続けている状態です。組んだときは便利だと思ったのですが、実際に運用してみると、数字が動かない週のレポートを開くのはそれなりに気が重いです。それでも見るのをやめていないのは、見るのをやめた瞬間に、判断材料が感情だけになってしまうからです。

それでも「反応が無い=失敗」と決めつけないと決めた理由

行き詰まっている様子

ここまでの数字だけ見ると、やめる理由しかないように見えます。それでも続けているのは、直前に逆の経験をしていたからです。

引き継いだクライアントの案件を、コンセプトから作り直したことがありました。それが最近になって伸びました。素直にうれしかったですし、クライアントも驚いていました。正直、自分でも驚きました。

大事なのはここからです。伸びるまで、手応えは一切ありませんでした。やっている最中は、効いているのかどうか分からないまま手を動かしていました。「たぶん間違っていないと思う」くらいの気持ちで、確信はありませんでした。手応えが無い時期がしばらく続いたあとで、急に来た、という順番でした。

この経験があるので、私は反応が無い期間をすぐに失敗とは呼ばないことにしています。少なくとも、自分が実際に見た範囲では「効いているかどうかは、渦中では分からない」というのが事実でした。

ただし、これを免罪符にしないよう気をつけています。「あのときも急に来たから」と思っていれば、何もしなくても待っていられてしまうからです。クライアントの案件で伸びたときも、待っていたのではなく、コンセプトから作り直していました。動かした結果が遅れて出ただけです。反応が無い期間に許されるのは「手を止めないこと」であって、「何も変えないこと」ではない、と自分に言い聞かせています。

反応が無い期間に、私が実際にやめたこと

やったことより先に、やめたことを書きます。こちらのほうが効いた実感があるからです。

1. 投稿の質を上げることを、最優先から外した

最初にやろうとしたのは、投稿の文章を良くすることでした。言い回しを変えたり、書き出しを工夫したりです。でも数字を見ると、ビューが0か1の投稿がまとまった本数あります。0の投稿は、そもそも読まれていません。読まれていないものの文章を磨いても、結果は変わりません。

投稿の質を上げる前に、そもそも誰にも見られていないことのほうが問題だった、というのが私の結論でした。順番が逆だったわけです。文章の改善は、届いたあとに効いてくる作業だと考えるようにしました。

2. 「毎日更新しているから大丈夫」という安心をやめた

自動投稿を組んでいるので、投稿は毎日出ます。Threadsは1日5本、Xも同じ時間に1日5本。カレンダー上は毎日きれいに埋まります。

これがけっこう危ない安心でした。埋まっている=進んでいる、と勘違いしやすいのです。実際には、87本出して反応が0のこともあります。自動投稿は「続ける力」はくれますが、「届く力」は別物でした。ここを取り違えると、何も改善していないのに動いている気分だけが続きます。

3. 反応が無い日に、その日の気分で方針を変えるのをやめた

数字が悪い日に方針を変えると、変えたことの効果が分からなくなります。もともと1本あたりのビューが一桁台なので、日ごとの上下はほとんど誤差です。誤差に反応して毎日やり方を変えていたら、何が効いたのか永久に分かりません。

なので判断は週単位・月単位の集計だけで行うことにしました。日々の数字は見ますが、それで動かないと決めています。

反応が無い期間に、私が実際にやったこと

やめたことの裏返しで、続けているのは次の3つです。

1. 時間帯ごとに数字を分けて持つ

投稿を全部まとめて「平均ビュー7」と見ていると、打つ手が思い浮かびません。時間帯ごとに分けると、少し見え方が変わりました。

7月27日時点のスロット別の平均ビューは、朝15.7・昼5.7・夜1.8でした。朝がいちばん見られていました。2026年7月全体で見ても、平均ビューが最も高かったのは朝の枠でした。

一方、8月4日までの週は朝6.0・昼6.6・夜2.4で、朝と昼が逆転しています。ただ、この週の合計ビューは120なので、この程度の差で「昼のほうが良い」と結論を出すのは早いと考えています。分かるのは「夜は一貫して弱い」ということくらいです。数字を分けて持つと、断定はできなくても、消去法は使えるようになります。

2. 内容の傾向を、当たり外れで見ずに「種類」で見る

反応がほぼ無い中でも、わずかに差はありました。私の場合、抽象的な問いかけだけの投稿より、具体的なしくじりを書いた投稿のほうが見られていました。

数として大きいわけではありません。母数が小さいので、断定はできません。それでも、次に何を書くかを決めるときの手掛かりにはなります。反応が無い期間は「何が正解か」は分かりませんが、「どちらがまだマシか」なら見えることがあります。

3. 止まっていないかどうかを、毎回確認する

これがいちばん地味で、いちばん効きました。反応が無いと思っていたら、そもそも投稿が出ていなかった、ということが何度もあったからです。

2026年7月3日から5日まで、Threadsの投稿が1本も出ていませんでした。原因は早朝にPCがスリープしていて、6時の生成スクリプトが走れなかったことです。7月14日には投稿が3件失敗していて、これもPCが落ちていたのが原因でした。

2026年8月6日には、朝6時の投稿文生成が動かず、その日のThreadsは朝と夕、Xは朝・昼・夕の投稿がまるごと出ませんでした。原因は生成に使っているAIの利用上限です。止まったこと自体に、夜まで気づきませんでした。

note告知が一度も投稿されていない時期もありました。原因は、告知文をスプレッドシートにだけ書き込んでいて、投稿スクリプトが読むドライブ側のファイルを更新していなかったことです。書いたつもりで、届く場所には置かれていませんでした。

反応が無いとき、原因を「内容が悪い」に求めるのは自然です。でも私の場合、実際にはかなりの割合で「出ていなかった」でした。内容を疑う前に、稼働を疑う。これは強くおすすめしたいです。

「動いているように見えて動いていない」がいちばんこわい

前の章と関係するのですが、独立して自分で仕組みを作るようになってから、いちばん学んだのはここです。

Xの自動投稿を組んだとき、タスクは全部「準備完了」と表示されていました。それなのに、実際には一度も動いていませんでした。原因は、登録スクリプトで変数名にPowerShellの予約語を使っていて、タスクに渡す引数が丸ごと空になっていたことです。エラーもログも残らないので、気づくのに時間がかかりました。

それ以来、タスクを登録したあとは「準備完了」の表示だけで安心せず、渡している引数が空になっていないかを毎回確かめるようにしています。

似たことは他にもありました。日付を整える処理で、パソコンによって使える書き方と使えない書き方があるのを知らずに書いてしまい、機能がまるごと無言でスキップされていたことがあります。認証トークンのファイルにBOMが混ざっていて、投稿が丸ごと止まったこともあります。見た目は何も変わらないので、原因を特定するまでに時間がかかりました。トークンのファイルを全行つなげて読んでしまって認証エラーになったこともあります。実際に必要だったのは1行目だけでした。

Threadsの認証トークンが、あと10日で切れるところだったこともあります。切れたら投稿は全部止まります。気づいたその日に延長して、ついでに毎月1日に自動で延長する仕組みを入れました。

共通しているのは、エラーが表に出ない失敗がいちばんこわいということです。派手に落ちてくれれば気づけます。静かに何もしていない状態が続くと、こちらは「反応が無いな」と思いながら、実は何も出していません。

今は、投稿が失敗したらログに残り、Discordに通知が飛び、次にPCを開いたときにも報告が上がるようにしています。「失敗を検知できる状態にしておく」ことは、反応が無い期間を正しく評価するための前提条件だと思っています。

AIに任せた部分で、数字がずれた話

AIを使って作業する様子

反応が無い期間の判断は記録に頼る、と書きました。だからこそ、その記録が狂うと全部が崩れます。ここでも失敗しました。

投稿文をAIに書かせていたら、実際とは違う数字を書いてきたことがあります。本当は68本なのに62本と書いていました。しかも文章としては自然なので、読んでも気づけません。自分の実測値なのに、自分で読んで見抜けないというのは、かなり気持ちの悪い体験でした。

対策として、実際に起きたことと実測値だけを書いた台帳を作り、そこに載っている数字しか使わせないようにしました。

ところが、台帳を足しただけでは直りませんでした。前から書いてあった「毎回、具体的な出来事を必ず入れる」という指示と噛み合わず、台帳のネタが尽きるとやっぱり作り話をしたのです。「無ければ書かなくていい」と言い直して、やっと止まりました。

ここから学んだのは、ルールを足すだけでは直らないことがあるということです。既にある指示と矛盾していないか、矛盾したときにどちらを優先するのかまで決めないと、望まない側に倒れます。人に仕事を頼むときと同じだな、と思いました。

AIを本格的に使い始めたのは独立してからで、最初に触ったのはChatGPTでした。きっかけはYouTubeで動画を見たことです。最初にやらせたのは、当時やっていたコンサル業務でした。そのときは精度があまり高くなくて、期待していたほどではありませんでした。今は毎日使っていますが、最初からうまく使えていたわけではないです。

反応が無い期間を、生活として耐えるために

ここまでは手法の話でしたが、実際にきついのは気持ちのほうです。

私はもともと、独立してから半年くらいは無収入でした。そのあとの半年くらいも、収入は一桁万円台です。その間はアルバイトをしながら食いつないでいました。仕事が取れないので、毎日なにかしら試行錯誤していました。ココナラでコンサルをやったり、YouTubeをやったり、クラウドソーシングをやったり、思いつくものは一通りやりました。

独立して最初の仕事は、クラウドソーシングでもらった動画編集の案件でした。その相手からは、すぐに連絡が来なくなりました。ココナラではコンサルの案件を10件ほどもらいましたが、時給に換算すると安かったです。それでも実績にはなりました。

初めて報酬を受け取ったとき、うれしさより先に「これで生きていける気がしない」と思いました。だからあがいて、毎日いろいろ試しました。

あの時期と今を比べると、状況は違いますが、感じていることは近いです。反応が無い期間のしんどさは、成果が出ないことより、判断材料が無いことから来ていると思っています。前に進んでいるのか、無駄なことをしているのかが分からない。その状態が長いのがきついのです。

だから私は、数字を機械的に残すことを、メンタルの対策としても捉えています。週次のレポートが飛んでくると、少なくとも「今週は24本出した」「合計ビューは120だった」という事実が手元に残ります。良い数字ではありません。でも、事実があると「気のせいかもしれない」で悩む時間は減ります。

フリーランスはメンタルが不安定になりやすいですし、将来も不安です。私自身、自社の収益はまだ立っていませんし、業務委託は仕事量が多くて大変なわりに利益は低いです。AIを使った仕事に可能性は感じていますが、収益が立っていないので、方向性が合っているのか不安になります。自動化を作っているのに、結局そのつど自分の手を動かしてしまってもいます。

それでも、好きなことを好きな時間にやれている今の環境は、辞めてよかったと今になって思えています。この記事は、うまくいった人が振り返って書いたものではなく、まだ抜けていない人間が途中で書いたものです。

実際に手を動かした2ヶ月で、変えたこと・変えていないこと

自動化を組み始めたのは2026年6月なので、まだ2ヶ月ほどです。この間に変えたことと、変えていないことを整理しておきます。

変えていないのは、投稿の本数と時間です。Threadsは1日5本(7時・12時・17時・21時・23時)を全自動投稿しています。Xも同じ時間に1日5本で、2026年8月4日から動かし始めました。毎朝6時台にAIが投稿文をまとめて生成してGoogleドライブにテキストで保存し、投稿スクリプトはそれを読んで投げるだけ、という作りです。数字が悪いからといって本数や時間を頻繁に変えると、比較ができなくなるので、ここは固定しています。

変えたのは、主に「落ちない・気づける」まわりです。

  • 投稿が失敗したらログに残り、Discordに通知が飛び、次にPCを開いたときにも報告が上がるようにしました。
  • 週次・月次で自分の投稿を自動集計して、Discordにレポートが飛ぶようにしました。
  • Threadsの認証トークンは60日で切れるので、毎月1日に自動で延長する仕組みを入れました。
  • noteの新着はRSSで拾って、月水金に自動で告知しています。Xでは本文にURLを置かず、投稿にぶら下げる返信に貼っています。
  • 実測値の台帳を作り、そこにある数字しか使わせないようにしました。

費用も書いておきます。自動化にかかっている費用は、XのAPI利用料が1日5本の投稿で月350円ほどです。ThreadsのAPIは無料で、タスクスケジューラーはWindows標準機能なので0円です。(2026年8月時点の目安です。最新は各サービスの公式でご確認ください。)

2026年8月6日には、自社サイトを公開しました。このとき、同じサイトを2つ作ってしまっていたことに気づいて、WordPress版に一本化しました。問い合わせフォームは押しても何も起きない状態だったので、Googleフォームにつないで実際に送信できるようにしました。見られていない時期の話をしておいてなんですが、そもそも問い合わせられない状態だったわけです。反応が無い理由を内容に求める前に、受け口が生きているかを見る、という話の実例がまた1つ増えました。

反応が無いときのチェックリスト

手順を確認する様子

ここまでを、自分用の手順としてまとめておきます。上から順に見るようにしています。

  • 1. そもそも出ているか。指定した本数・時間に、実際に投稿されているかを確認する。失敗が静かに握りつぶされていないかも見る。
  • 2. 受け口が生きているか。プロフィールのリンク、問い合わせフォーム、返信先。押して実際に動くかを自分で試す。
  • 3. 数字を分けて持っているか。合計だけでなく、時間帯別・種類別に分ける。分けないと打ち手が出ない。
  • 4. 判断の単位が週以上か。日ごとの上下で方針を変えない。母数が小さいうちは、ほとんど誤差になる。
  • 5. 記録そのものが正しいか。集計や生成の過程で数字がずれていないか。ここが狂うと、他が全部無意味になる。
  • 6. 質を上げる作業に逃げていないか。読まれていないものの文章を磨いても、届く数は変わらない。

1から5までは事実確認で、6だけが判断です。反応が無いときほど、事実確認を飛ばして判断から入りたくなります。私はそれで何度も遠回りをしました。

まとめ:反応が無い期間にできるのは、条件を整えることだけ

最後に整理します。

反応が無い期間そのものは、失敗の証拠にはなりません。手応えが一切無いまま進んで、あとから急に伸びた経験が実際にあります。だから、反応が無い期間をすぐ失敗と呼ばないようにしています。

ただ、待っているだけでは変わりません。Threadsに87本投稿してフォロワーが0人のままだったのは事実で、続けることは届くことを保証してくれませんでした。自動投稿は続ける力はくれても、届く力は別物です。

その間にできるのは、条件を整えることだと思っています。ちゃんと出ているか、受け口が生きているか、記録が正しいか、判断の単位が適切か。派手さはありませんが、ここが崩れていると、あとで振り返ったときに「何が悪かったのか」すら分からなくなります。

私はまだ抜けていません。自社の収益は立っていませんし、発信の集客もうまくいっていません。誰にも見られていない状況が続くのは、単純にきついです。それでも、今週何本出したか、何回見られたかという事実だけは手元にあります。それがあるうちは、判断を感情に任せずに済むと思っています。

もし今、同じように反応が無い期間にいる方がいたら、まず「本当に出ているか」を確認するところから始めてみてください。私の場合、そこで見つかった問題のほうが、内容の問題より多かったです。

営業が苦手なまま独立して、手探りで仕組みを作っている過程を、このブログで具体的な数字ごと書いています。同じように反応が無い時期を進んでいる方は、他の記事も覗いてみてください。

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