SNSの投稿時間は何時がいいのか|1日5枠の自動投稿で2ヶ月測った実測値

SNSの投稿時間は何時がいいのか|1日5枠の自動投稿で2ヶ月測った実測値 SNS運用

SNSの投稿時間について、1日5枠の自動投稿を2ヶ月続けて測った結果を先に書きます。「この時間に投稿すればいい」という答えは出ませんでした。7月の集計では朝の枠が突出して見られていたのに、8月最初の週には夕方の枠がいちばん高くなり、順位がまるごと入れ替わったからです。

ただ、答えが出なかった代わりに分かったことがあります。フォロワーが少ない段階では、時間帯ごとの平均ビューは1本の当たり外れで簡単にひっくり返ること。そして、投稿時間を最適化する前に見直すべきものが別にあったことです。この記事では、その実測値を全部そのまま載せて、数字をどう読んだかを書きます。

書いているのは、さとりと言います。飲食の現場に10年いた元調理師で、いまはSNS運用代行のフリーランスです。営業が苦手で、その苦手を埋めるために自動化を組み始めました。2026年6月から、ThreadsとXに1日5本ずつの自動投稿を動かしています。

前提:毎日同じ時刻に、全自動で5本投げている

まず、どういう条件で測ったデータなのかを書いておきます。

  • Threadsは1日5本(7時・12時・17時・21時・23時)を全自動で投稿しています。Windowsのタスクスケジューラー+Python+API直叩きの構成です。
  • Xも同じ時間に1日5本、同じ作りで動かしています。こちらは2026年8月4日に動かし始めました。
  • 投稿文はAIがまとめて生成し、Googleドライブに保存したものをスクリプトが読んで投げるだけの形です。以前は毎朝6時台に生成していましたが、AIの利用上限で朝の生成ごと止まり、その日の投稿がまるごと出なかった日があったので、いまは前夜のうちに翌日ぶんを作る形に変えました。
  • 週次・月次で自分の投稿を自動集計して、Discordにレポートが飛ぶようにしています。この記事の数字はそこから拾ったものです。
  • 費用は、XのAPI利用料が1日5本で月350円ほど。ThreadsのAPIは無料です(2026年8月時点の目安。最新は公式で要確認)。

手動投稿だと、投稿時刻はどうしてもぶれます。自動化していると毎日同じ時刻に揃うので、時間帯ごとの比較がしやすい。この検証は自動化の副産物みたいなものです。

7月の実測:朝がいちばん見られていた

2026年7月のThreadsは、82本投稿して合計ビュー582・いいね8・平均ビュー7.1でした。そして7月27日時点で時間帯別に集計したとき、平均ビューは朝15.7・昼5.7・夜1.8。朝だけ明らかに数字が違いました。

これを見たときは、正直「答えが出た」と思いかけました。朝に枠を寄せるべきかどうか、本気で考えたくらいです。

ただ、同じ時期に週ごとの平均ビューを並べると、18.2 → 15.9 → 8.4 → 7.9 → 5.0ときれいな右肩下がりでした。6月25日から7月27日までに87本を自動投稿して、その間フォロワーは0人のまま。返信も一度も来ませんでした。朝が強いといっても、全体は沈んでいく。誰にも見られていない状況が続くのは、単純にきついものがありました。

8月最初の週、数字がひっくり返った

オンラインで学ぶ様子

8月4日までの7日間は、24本投稿して合計ビュー120・いいね1・返信0。時間帯別の平均は朝6.0・昼6.6・夜2.4で、朝と昼がほぼ並び、7月に見えていた「朝の優位」はすでに崩れかけていました。

そして8月8日までの7日間。27本投稿して合計ビュー583・いいね3・返信0。時間帯別の平均は朝8.8・昼30.3・夕48.0・夜2.1・深夜39.8でした。いちばん見られていたのは夕方の枠で、朝はむしろ下位です。しかもこの週の合計583は、7月ひと月ぶんの合計582とほぼ同じ数字でした。1週間で先月まるごとに追いついたことになります。

このレポートがDiscordに飛んできたときは、面食らいました。「朝が強い」という結論をあと少しで出すところだったからです。もし7月末の時点で朝に全部寄せる判断をしていたら、根拠にした数字は翌週に崩れていました。

平均は1本で跳ねる|母数が小さいときの読み方

なぜこんなに順位が動くのか。理由は単純で、1本あたりのビューが小さすぎるからだと思っています。

  • 7月は、ビューが0か1のままだった投稿が18本ありました。
  • 8月4日までの週も、0か1のままの投稿が8本。
  • 8月8日までの週でも、5本が0か1のままでした。

大半の投稿が1桁のビューしかない中では、どれか1本が跳ねただけで、その枠の平均ごと持ち上がります。逆に跳ねる1本が無ければ、その枠は「弱い時間帯」に見える。7月の「朝が強い」も、8月の「夕方が強い」も、この規模ではどちらも法則と呼べるものではなかった、というのがいまの理解です。

もうひとつ、週平均が5.0まで落ちた翌週に583が来た、という順番も大事だと思っています。落ち続けているから失敗、と決めるのが早すぎる場合がある。これは自分のSNSだけの話ではなくて、クライアントの案件でも同じことがありました。引き継いだ案件をコンセプトから作り直したとき、やっている最中は効いているのかどうか分からないまま、手応えの無い期間がしばらく続いて、それから急に伸びました。クライアントも驚いていたし、正直、自分でも驚きました。それ以来、反応が無い期間をすぐ失敗とは思わないようにしています。

Xは「時間帯以前」の段階だった

時間を管理する様子

始めたばかりのXのほうは、もっとはっきりしていました。8月9日までの7日間で19本投稿して、表示回数の合計は26・いいね0・返信2。時間帯別の平均表示回数は朝1.4・昼1.7・夕2.0・夜1.2・深夜0.8で、表示回数が1回以下のままだった投稿が12本ありました。

どの枠も平均1〜2回。この数字を前にすると、「何時に投稿するか」を考えること自体にまだ意味がありません。時間帯の差が出る以前に、そもそも表に出ていない段階だからです。動かし始めて1週間のアカウントで最適な投稿時間を探すのは、順番が違うのだと思います。

ちなみに、Threadsでは2ヶ月で一度も来なかった返信が、Xでは表示26回のうちに2件来ました。これは意外でした。数字が小さい段階では、こういう「合計より内訳のほうが面白い」ことが起きます。

時間帯より先に効いたもの

2ヶ月測って、投稿時間よりも先に向き合うべきだったと感じていることが3つあります。

  • 自動投稿は「続ける力」はくれるが、「届く力」は別物だった。毎日5本、確実に投稿は出ます。でも、出ることと見られることは別でした。
  • 投稿の質や時間を上げる前に、そもそも誰にも見られていないことのほうが問題だった。87本投稿してフォロワー0人という期間は、時間帯をどういじってもゼロはゼロでした。
  • 抽象的な問いかけだけの投稿より、具体的なしくじりを書いた投稿のほうが見られていた。時間帯の差より、中身の差のほうが体感としてははっきりしていました。

投稿時間の最適化は、見られる土台がある人にとっての話で、フォロワーがいない段階の自分がやるべきことではなかった。これがいちばんの持ち帰りです。

いま、投稿時間をどう扱っているか

動画編集の作業画面

結論が出なかったので、5つの枠は変えずにそのまま動かしています。途中で枠の時刻を動かすと、前の期間と比較できなくなるからです。集計は自動でDiscordに飛んでくるので、測り続けること自体のコストはほぼゼロです。

そのうえで、数字の読み方だけルールを決めました。

  • 週単位の順位変動では判断しない。1本の当たり外れで動く規模だからです。
  • 平均だけでなく、「0か1のままの本数」を一緒に見る。平均が上がっても、この本数が減っていなければ土台は変わっていません。
  • 「まだ分からない」を結論として許す。分からないものを分からないまま記録しておくのも、実測のうちだと思っています。

まとめ:答えより先に、測れる状態を作る

最後に、この記事の内容を整理します。

  • 7月の集計では朝の枠が突出していたが(朝15.7・昼5.7・夜1.8)、8月8日までの週では夕方が最上位になり(夕48.0・深夜39.8・昼30.3・朝8.8・夜2.1)、順位は入れ替わった。
  • ビューが0か1のままの投稿が多い段階では、時間帯別の平均は1本の投稿で簡単に跳ねる。この規模で「ベストな投稿時間」を決めるのは早い。
  • 始めて1週間のXは全枠の平均表示が1〜2回で、時間帯を論じる以前の段階だった。
  • 時間帯より、投稿の中身の差と「そもそも届いていない」という問題のほうが大きかった。

投稿時間の正解は出せませんでしたが、毎日同じ時刻に投げ続けて数字を貯めているからこそ、「まだ決められない」と言い切れる状態にはなりました。答えを急ぐより、比較できる状態を保つほうを選んでいます。

この2ヶ月の数字の全体像(87本投稿してフォロワーが増えなかった話)は、別記事「SNS自動投稿を2ヶ月続けた結果を全部出します」にまとめています。時間帯以外の数字も見たい方は、そちらもどうぞ。

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