ChatGPTとClaudeの使い分け|毎日使って分かった向き不向き

ChatGPTとClaudeの使い分け|毎日使って分かった向き不向き AI・自動化

結論から書きます。私はChatGPTとClaudeを両方使っていて、片方に寄せるのは無理でした。ただしこれは「両方契約すべき」という話ではなくて、自分がAIに何をやらせているかによって、要る方が変わるという話です。

私は元調理師で、飲食の現場に10年いました。そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立して、いまはAIとツールで自分の作業を自動化しながら仕事をしています。AIを本格的に使い始めたのは独立してからで、最初に触ったのはChatGPTでした。きっかけはYouTubeで動画を見たことです。それで自分でも触ってみました。

正直に書くと、当時は精度があまり高くなくて、期待していたほどではありませんでした。最初にやらせたのは、当時やっていたコンサル業務です。うまく使えた実感はありませんでした。今は毎日使っていますが、最初からうまく使えていたわけではないです。この記事は、その「最初はダメだった側」から見た使い分けの話になります。

先に結論:私はこう分けている

いま私が実際にやっている分け方は、ざっくり次の通りです。細かい理由は後のセクションで、実際に起きたことと一緒に書きます。

  • 思いつきを広げる、案を大量に出す、雑な相談をする:ChatGPT
  • 長い文章を書く、既に書いたものを直す、前提を守らせる:Claude
  • 自動化のコードを書く、動かない原因を一緒に探る:Claude
  • 画像や映像まわり:higgsfield(これは別枠の話なので、この記事では深追いしません)

もうひとつGeminiも触っています。ただ、私の場合はChatGPTとClaudeの二本柱で日々が回っているので、この記事はその二つを中心に書きます。

先に断っておくと、ここに書くのは私が自分の作業でやらせた範囲の話です。モデルの性能比較でもベンチマークでもありません。同じツールでも、やらせる作業が違えば向き不向きの結論は変わると思います。

私がAIに何をやらせているか(前提の共有)

使い分けの話をする前に、私がAIに何をやらせているかを書いておきます。ここがズレていると、この記事の結論はまったく参考にならないからです。

毎朝の投稿文の生成

私はThreadsとXに、1日5本ずつ(7時・12時・17時・21時・23時)を全自動で投稿しています。Windowsのタスクスケジューラーとpythonと、API直叩きで組んだものです。毎朝6時台にAIが投稿文をまとめて生成して、Googleドライブにテキストで保存します。投稿スクリプトはそれを読んで投げるだけです。

つまりAIが文章を書く工程が、毎日決まった時間に自動で走っている状態です。ここでの失敗はそのまま人目に触れるので、生成の品質は私にとってわりと切実な問題でした。

自動化そのものを組むこと

自動化を組み始めたのは2026年6月なので、この記事を書いている時点でまだ2ヶ月ほどです。投稿の失敗はログに残ってDiscordに通知が飛ぶようにしましたし、noteの新着はRSSで拾って月水金に自動告知しています。週次・月次で自分の投稿を自動集計してDiscordにレポートを飛ばす仕組みも入れました。

Threadsの認証トークンは60日で切れるので、毎月1日に自動で延長する仕組みも入れています。こういう細かい部品を作る作業で、AIをかなり使いました。

記事や長文を書くこと

そしてこの記事のような長い文章です。ここが一番、ツールの違いが出た領域でした。

ChatGPTが強かった場面

AIを使って作業する様子

ゼロから案を出させるとき

何もない状態から「とりあえず案を出して」とやるとき、私はChatGPTを開きます。こちらの指示が雑でも、それなりに形になったものが返ってくる感覚があります。

私は独立してから、仕事が取れなくて毎日なにかしら試行錯誤していました。ココナラでコンサルをやったり、YouTubeをやったり、クラウドソーシングをやったり、思いつくものは一通りやりました。ああいう「まず選択肢を並べたい」局面と相性がいいのがChatGPTだと感じています。

触り始めのハードルが低い

私が最初に触ったAIがChatGPTだったのは、たまたまYouTubeで見たからです。ただ、元アナログ人間の側から言うと、最初の一歩として入りやすかったのは事実でした。飲食の現場に10年いて、パソコンで何かを組むという発想がそもそも無かった人間が、いきなり触って何かしら返ってくる体験ができたのは大きかったです。

ここで正直に書いておくと、当時の私はChatGPTに期待しすぎていて、精度に落胆しました。今から思えば、指示の出し方が悪かった部分もかなりあると思います。ツールが悪いというより、私が「何をやらせたいか」を言語化できていなかったのが大きかったです。

雑な相談ができる

私は営業が苦手です。テキストでのやり取りが昔から苦手で、今でも苦手なままです。初対面の相手とオンラインで話すと、人見知りと自信のなさが前面に出てしまいます。自分でも分かっています。正直、その時間が本当に嫌です。

だから、人に相談する前にAIに雑に投げて整理する、という使い方をよくします。まとまっていない状態のまま投げても会話が成立する感じがあって、この用途ではChatGPTを開くことが多いです。

Claudeが強かった場面

長い文章を、前提を守ったまま書かせるとき

ここが私にとって一番大きい差でした。長い文章を最後まで一定の調子で書かせる、という作業でClaudeを使うことが増えました。

ただし、これは「Claudeなら勝手にうまくやってくれる」という話ではまったくありません。むしろ逆で、私が指示を作り込んだからやっと使い物になったという順番です。この話は次のセクションで詳しく書きます。

自動化のコードを書くとき

タスクスケジューラーとPythonで自動投稿を組むとき、私はコードをClaudeに書かせることが多いです。私はもともとプログラマーではないので、書かせたものを動かして、動かなければ原因を一緒に探る、という進め方をしています。

2026年8月4日に、Xの自動投稿でこういうことがありました。タスクは全部「準備完了」と表示されていたのに、実際は一度も動いていなかったんです。原因は登録スクリプトで変数名にPowerShellの予約語を使っていて、タスクに渡す引数が丸ごと空になっていたことでした。エラーもログも残らないので、気づくのに時間がかかりました。

この手の「エラーが出ないまま何も起きていない」系の詰まりを一緒に潰していく作業で、私はClaudeを使っています。それ以来、タスクを登録したあとは「準備完了」の表示だけで安心せず、渡している引数が空になっていないか毎回確かめるようにしました。

すでにあるものを直すとき

ゼロから作るより、既にある文章やコードを直す作業でClaudeを使うことが多いです。動画のナレーションを速くしたら、今度は各カットの後ろに無音が残って、かえって間延びしたことがありました。速度だけ変えても尺は直らなかったんです。ああいう「片方を直したら別のところが壊れる」場面で、何が起きているかを整理する用途に向いていると感じます。

いちばん困ったのは「もっともらしい嘘」だった

使い分け以前の問題として、これはどちらのツールを使う人にも共有しておきたい話です。

投稿文をAIに書かせていたら、実際とは違う数字を書いてきました。本当は68本なのに62本と書いていて、しかも文章としては自然だから読んでも気づけないんです。数字が入っていると説得力が出るので、こちらも疑わずに通してしまいます。

対策として、実際に起きたことと実測値だけを書いた台帳を作って、そこに載っている数字しか使わせないようにしました。ここまでは、わりとよくある対策だと思います。

問題はその先でした。台帳を足しただけでは直らなかったんです。前から書いてあった「毎回、具体的な出来事を必ず入れる」という指示と噛み合っていなくて、台帳のネタが尽きるとやっぱり作り話をしました。指示同士が矛盾していたわけです。

最終的に「無ければ書かなくていい」と言い直して、やっと止まりました。この経験から私が思っているのは、AIの精度の話に見えて実際は自分の指示の設計の問題だったケースがかなりあるということです。ツールを乗り換える前に、指示同士がぶつかっていないかを見たほうが早いことがあります。

だからこの記事の「向き不向き」も、あくまで私が自分の指示をそれなりに整えたうえでの話です。指示が雑な状態で比べると、たぶん別の結論が出ます。

結局、両方要るのか

私の場合は両方使っています。ただ、これを人に勧められるかというと、条件付きです。

片方でいいと思うケース

やらせたいことが一種類に寄っているなら、片方で足りると思います。たとえば「アイデア出しにしか使わない」なら、わざわざ二つ契約する理由は薄いです。

私が独立してからの1年を振り返ると、最初の半年は無収入でした。そのあとの半年も収入は一桁万円台で、その間はアルバイトをしながら食いつないでいました。あの時期の私に「両方契約しろ」と言われても無理だったと思います。お金が厳しい時期に固定費を二つ持つのは、それ自体がリスクです。

両方あってよかったと思うケース

逆に、私がいま両方使っている理由は、作業の種類が分かれているからです。案を広げる作業と、長いものを整えて仕上げる作業と、コードを書く作業は、私の中では別物になっています。

料金については、どちらも無料で使える範囲と有料プランがあります。具体的な金額はプラン改定もあるので、契約前に公式で確認してください。私が確実に言えるのは、自動化そのものにかかっている費用の方です。XのAPI利用料が1日5本の投稿で月350円ほど、ThreadsのAPIは無料、タスクスケジューラーはWindows標準機能なので0円で回しています。

試すなら、実際の仕事でやったほうがいい

私が最初にChatGPTを触ったとき、期待外れだと感じたのは、やらせた作業が当時のコンサル業務という「本番」だったからでもあります。ただ、いま思うとこれ自体は正しかったです。お試しの質問で比べても、自分の作業に効くかどうかは分かりません。

一般に、AIツールの比較記事はベンチマークや汎用的なお題で比べているものが多いと言われています。それはそれで参考になりますが、私のように「毎朝6時台に投稿文を生成させる」みたいな偏った使い方をしていると、比較記事の結論とは違うところで差が出ます。

使い分けても、解決しないことがある

オンラインで学ぶ様子

ここは書いておかないとフェアじゃないので書きます。AIを使い分けても、届かないものは届きませんでした。

私はThreadsで、2026年6月25日から7月27日までに87本を自動投稿しました。その間、フォロワーは0人のままです。7月27日時点で数えたとき、7月のビューは527、いいね7、返信0、リポスト0でした。返信は一度も来ていません。

週ごとの平均ビューは右肩下がりでした。18.2 → 15.9 → 8.4 → 7.9 → 5.0です。7月27日時点では、68本のうち13本がビュー0か1でした。2026年8月4日までの7日間で見ると、24本投稿して合計ビュー120、いいね1、返信0です。noteのほうは2026年7月27日時点で記事27本、フォロワー2人、全記事の合計いいねは45でした。

投稿文はAIに書かせています。つまりツールを使い分けたところで、この数字は変わっていないということです。自動投稿は「続ける力」はくれましたが「届く力」は別物でした。投稿の質を上げる前に、そもそも誰にも見られていないことのほうが問題だった、というのが今の実感です。

これはツールの責任ではありません。私の設計の問題です。ただ、「いいAIを使えば伸びる」という期待で契約を検討している人がいたら、私の実測値は先に見ておいたほうがいいと思って載せました。

ひとつだけ手がかりがあって、抽象的な問いかけだけの投稿より、具体的なしくじりを書いた投稿のほうが見られていました。スロット別で見ると、7月27日時点の平均ビューは朝15.7・昼5.7・夜1.8で、朝がいちばん見られていました。2026年7月全体でも、平均ビューが最も高かったのは朝の枠です。ツール選びより、こういう部分のほうが効いている可能性が高いと今は思っています。

それでも自動化とAIをやめない理由

数字が出ていないのにやめない理由も書いておきます。

引き継いだクライアントの案件を、コンセプトから作り直したことがあります。それが最近になって伸びました。素直にうれしかったです。クライアントも驚いていましたし、正直、自分でも驚きました。

ここで重要なのは、伸びるまで手応えは一切なかったことです。やっている最中は、効いているのかどうか分からないままでした。手応えが無い時期がしばらく続いたあとで、急に来ました。だから今も、反応が無い期間をすぐ失敗とは思わないようにしています。

とはいえ不安はあります。自社の収益はまだ立っていません。業務委託は仕事量が多くて大変なわりに利益は低いです。AIを使った仕事に可能性は感じていますが、収益が立っていないので方向性が合っているのか不安になります。自動化を作っているのに、結局そのつど自分の手を動かしてしまっている、という矛盾もあります。誰にも見られていない状況が続くのは、単純にきついです。

それでも、飲食にいた頃と比べると環境は変わりました。当時は昼に出勤して真夜中に退勤する生活で、休みの日は体力が残らず、休みでも何もできずに終わっていました。休憩時間もほとんど取れませんでした。料理そのものは好きでしたが、きつかったのは仕事の中身ではなく労働時間のほうです。好きなことを好きな時間にやれている今の環境は、辞めてよかったと今になって思えます。

これから比べる人に伝えたいこと

最後に、私が二つを使ってきて思っていることを整理します。

比較する前に、自分の作業を分解する

「ChatGPTとClaude、どっちがいい?」という問いは、私の経験だと答えが出ません。何をやらせるかで結論が変わるからです。案を広げたいのか、長いものを整えたいのか、コードを書きたいのか。ここを分けてから比べたほうが早いです。

数字が絡む作業は、必ず裏取りの仕組みを作る

これはツールを選ぶ以前の話です。私は68本を62本と書かれて、文章が自然だったせいで読んでも気づけませんでした。数字を扱わせるなら、参照元を固定する仕組みを先に作ったほうがいいです。そして仕組みを足すだけでは直らないことがあるのも、私が実際に踏んだ落とし穴です。既存の指示と噛み合っているかまで見ないと、結局ネタが尽きたところで作り話が戻ってきます。

エラーが出ない失敗がいちばんこわい

これは自動化全般の話ですが、AIに書かせたコードだと特に効いてきます。日付を整える処理で、パソコンによって使える書き方と使えない書き方があるのを知らずに書いて、機能がまるごと無言でスキップされていたことがありました。

他にも、note告知が一度も投稿されていない時期がありました。原因は、告知文をスプレッドシートにだけ書き込んで、投稿スクリプトが読むドライブ側のファイルを更新していなかったことです。認証トークンのファイルにBOMが混ざっていて投稿が丸ごと止まったこともありますし、トークンのファイルを全行つなげて読んでしまって認証エラーになったこともあります。実際に必要だったのは1行目だけでした。

どれも「エラーが表に出ない」タイプの失敗です。AIはこちらが聞かないと教えてくれないので、動いていることを自分で確認する手段は別で用意しておいたほうがいいです。私は失敗をDiscordに通知するようにして、ようやく気づける状態になりました。

環境まわりの落とし穴も先に知っておく

ツールの使い分けとは少し離れますが、APIを使う前提なら知っておいて損はないので書いておきます。XのAPIキーを取りに行ったら、画面には下6桁しか表示されなくて、完全な値を見る方法がありませんでした。結局いったん作り直すしかなかったです。しかもキーを作り直す順番を間違えると、後から作ったほうが無効になります。親のキーを先に作り直してから、その下のキーを作り直す必要がありました。

Threadsの認証トークンも、あと10日で切れるところでした。切れたら投稿が全部止まります。気づいたその日に延長して、ついでに毎月自動で延長する仕組みにしました。

あと、これも実際にやらかしたことです。2026年7月3日から5日まで、Threadsの投稿が1本も出ていませんでした。原因は早朝にPCがスリープしていて、6時の生成スクリプトが走れなかったことです。7月14日にも投稿が3件失敗していて、こちらはPCが落ちていたのが原因でした。AIの精度以前に、動く環境が保てているかのほうが先に効いてきます。

まとめ

これからを考える様子
  • 私はChatGPTとClaudeを両方使っている。案を広げる作業はChatGPT、長い文章を整える作業とコードを書く作業はClaudeに寄せている
  • ただしこれは私の作業内容に対しての結論。やらせたいことが一種類に寄っているなら片方で足りると思う
  • 私が最初にChatGPTを触ったときは精度に落胆した。今から思えば、指示の出し方を言語化できていなかった側面が大きい
  • いちばん困ったのは、AIが実際とは違う数字を自然な文章で書いてくること。本当は68本なのに62本と書かれ、読んでも気づけなかった
  • 実測値だけの台帳を作っても直らなかった。既存の「必ず具体例を入れる」という指示と矛盾していたのが原因で、「無ければ書かなくていい」と言い直してやっと止まった
  • ツールを使い分けても数字は変わらなかった。Threadsは6月25日〜7月27日で87本投稿してフォロワー0人、7月のビュー527・いいね7・返信0
  • 自動投稿は「続ける力」はくれたが「届く力」は別物だった。投稿の質より、誰にも見られていないことのほうが先に問題だった
  • エラーが出ない失敗がいちばんこわい。タスクが「準備完了」でも動いていないことがあるので、渡している引数まで自分で確認するようにした
  • 実際に使ったことがあるのはChatGPT・Claude・Gemini・higgsfield・Windowsタスクスケジューラー・Discordのみ。他のツールについては未検証なので判断できない

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