会計ソフトはプランを上げると何が変わるか|機能が変わる会社とサポートだけ変わる会社

会計ソフトはプランを上げると何が変わるか|機能が変わる会社とサポートだけ変わる会社 確定申告・お金

[広告]この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載順や評価は、広告の有無や報酬額によって変えていません。金額はいずれも各社の公式表示です。

この記事が答える質問は1つだけです。会計ソフトのプランを上げると、何が変わるのか。

結論から書きます。変わるものは、会社によって違います。プランを上げても機能はまったく同じで、変わるのはサポートの範囲だけ、と公式が明記している会社があります。一方で、下位プランでは特定の申告そのものが使えなかったり、月あたりの処理件数に上限があったりする会社もあります。つまり「上位プラン=高機能」という同じものさしが、3社に共通して使えません。

この記事は、AIフリーランスラボ編集部が、freee会計・マネーフォワード クラウド確定申告・やよいの青色申告 オンラインの公開されている料金ページの表示を、同じ項目に並べ直したものです。どこが一番安いという評価はしません。読む人が自分の使い方に当てはめて、自分の場合の年額を出せる形に整理することだけを目的にしています。

掲載している金額と条件は、freee会計が2026年8月20日、マネーフォワードとやよいが2026年8月21日に各社の公式ページで確認した時点の表示です。料金やプランの条件は変更されることがあります。申し込む前に、必ず各社の公式サイトで最新の内容をご確認ください。

先に結論:上位プランで変わるものは、3社で別のもの

3社の「プランを上げると何が変わるか」を1行にまとめると、次のようになります。

会社・サービスプランを上げると変わるもの公式ページの表現
やよいの青色申告 オンラインサポートの範囲だけ「サポート内容に応じて3つのプランをご用意。機能はすべて同じです」
マネーフォワード クラウド確定申告使える申告の種類と、レシート撮影の上限、電話サポートの有無パーソナルミニは消費税申告を利用できない、と明記
freee会計プランの区分と、入力代行の有無(上位2プランは年払いのみ)入力おまかせは基本料金に60件/月を含み、61件目から70円(税別)/件

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (取得日:やよい・マネーフォワードは2026年8月21日、freeeは2026年8月20日)

この表が言っていることは単純です。「上位プランにすれば安心」という選び方が、そもそも成立しない会社があるということです。やよいの場合、上位プランに払っているお金は機能ではなくサポートの範囲に対して払っています。逆にマネーフォワードの場合、下位プランを選ぶと、使いたい申告そのものができないことがあります。

ここから、1社ずつ公式の表示どおりに並べます。

やよいの青色申告 オンライン:機能は3プランとも同じ

やよいの青色申告 オンラインは、公式の料金ページに「サポート内容に応じて3つのプランをご用意しています。機能はすべて同じです」と書かれています。実際、3プランとも機能一覧の項目が同一です。

プラン年額(税抜)サポートの範囲
セルフプラン11,800円Web上のFAQ
ベーシックプラン22,800円上記に加えて、電話・メール・チャットでの操作質問(電話は契約期間中10回まで)
トータルプラン39,600円上記に加えて、仕訳相談・経理業務相談・確定申告相談

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://www.yayoi-kk.co.jp/products/price/ (取得日:2026年8月21日)

差額を計算すると、セルフからベーシックへ上げると年11,000円(22,800円 − 11,800円)、ベーシックからトータルへ上げると年16,800円(39,600円 − 22,800円)増えます。いずれも税抜の年額どうしの引き算です。

ここで確認しておきたいのは、この11,000円と16,800円は、機能に対して払うお金ではないということです。公式が機能は同じだと書いている以上、差額の中身はサポートの範囲だけになります。電話で聞きたい場面が年に何回ありそうか、仕訳の相談まで必要かどうか。判断材料はそこに絞られます。なお、ベーシックプランの電話サポートには契約期間中10回までという上限が公式の注記にあります。トータルプランには同じ上限の記載がありませんでした。

解約したあとのデータについて、他社に無い条件がある

やよいの青色申告 オンラインには、プランの上げ下げとは別に、事前に知っておきたい条件があります。公式のFAQに、解約後はデータの参照を含めてサービスを利用できず、再契約は新規契約あつかいになるためデータを引き継げないと記載されています。解約の手続き自体は、弥生のマイポータル(Web)から停止・解約・プラン変更ができ、期限は契約終了月の前月末日までです。更新前には案内メールが届きます。

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ (取得日:2026年8月21日)

マネーフォワード クラウド確定申告:プランで使える申告と上限が変わる

オンラインで学ぶ様子

マネーフォワード クラウド確定申告は、やよいとは事情が違います。プランによって、使える申告の種類と、月あたりのレシート撮影の上限が変わります。

プラン年払い(税抜)月払い(税抜)プランごとの条件
パーソナルミニ900円/月(一括10,800円/年)1,280円/月消費税申告は利用できない。レシート撮影は15件/月
パーソナル1,280円/月(一括15,360円/年)1,680円/月消費税申告(インボイス対応)を含む。レシート撮影は30件/月
パーソナルプラス2,980円/月(一括35,760円/年)選択肢が無い(年払いのみ)電話サポート付き。レシート撮影は100件/月

出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ (取得日:2026年8月21日)

年額どうしで差を出すと、パーソナルミニからパーソナルへ上げると年4,560円(15,360円 − 10,800円)、パーソナルからパーソナルプラスへ上げると年20,400円(35,760円 − 15,360円)増えます。

ここで見落としやすいのが、いちばん安いパーソナルミニの条件です。公式に消費税申告は利用できないと書かれています。インボイス登録をして消費税の申告が必要になる人にとっては、これは値段の問題ではなく、そもそも用途に合うかどうかの問題になります。

レシート撮影の上限も、プランごとに数字が決まっています。ミニが15件/月、パーソナルが30件/月、パーソナルプラスが100件/月です。超過分は1件20円(税抜)で、ミニについては16件以上になるとプラン変更が必要と記載されています。

自分の場合の金額は、この式で出せます。年額(一括)+(月あたりのレシート撮影枚数 − プランの上限)× 20円 × 12か月。たとえばレシート撮影を月40件使う人がパーソナル(上限30件)を選んだ場合、超過は10件なので、10件 × 20円 × 12か月=年2,400円が年額15,360円に上乗せされる計算になります(いずれも税抜)。

支払い方法と解約の条件

マネーフォワード クラウド確定申告は、公式FAQに支払い方法はクレジットカードのみと記載があります。「銀行引落や請求書払いはご利用いただけません」という表現です。また、最低利用期間と解約費用はなく、ただし途中解約による返金もありません。

出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ (取得日:2026年8月21日)

freee会計:上位2プランは月払いという選択肢が無い

freee会計の個人事業主向けプランは、下位2プランに年払いと月払いがあり、上位2プランは年額表示のみです。

プラン年払い(税抜)月払い(税抜)
スターター980円/月(年額11,760円)1,780円/月(年額21,360円)
スタンダード1,980円/月(年額23,760円)2,980円/月(年額35,760円)
プレミアム年額39,800円選択肢が無い(年払いのみ)
入力おまかせ年額49,800円選択肢が無い(年払いのみ)

出典:https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (取得日:2026年8月20日)

年額どうしの引き算で差を出すと、スターターからスタンダードへ上げると年12,000円(23,760円 − 11,760円)、スタンダードからプレミアムへ上げると年16,040円(39,800円 − 23,760円)、プレミアムから入力おまかせへ上げると年10,000円(49,800円 − 39,800円)増えます。

入力おまかせには、他の3プランに無い条件があります。基本料金に60件/月の処理を含み、61件目からは70円(税別)が1件ごとにかかるという従量の仕組みです。ここも、自分の場合の金額を式にできます。年額49,800円+(月あたりの処理件数 − 60件)× 70円 × 12か月。処理件数が月60件に収まる人と、月に何百件も発生する人とでは、同じプランでも年間に払う金額が変わってきます(いずれも税別)。

なお、公式の料金ページには年払いについて「約45%OFF」(スターター)、「約33%OFF」(スタンダード)という表記があります。この記事では、割引率ではなく年額どうしの差で並べています。年払いと月払いの差は、スターターで9,600円(21,360円 − 11,760円)、スタンダードで12,000円(35,760円 − 23,760円)です。

3社を同じ項目で並べると、比べられる部分と比べられない部分が分かれる

ここまでの内容を、同じ項目で横に並べます。

項目やよいの青色申告 オンラインマネーフォワード クラウド確定申告freee会計
いちばん下のプランの年額(税抜)11,800円(セルフ)10,800円(パーソナルミニ・年払い一括)11,760円(スターター・年払い)
いちばん上のプランの年額(税抜)39,600円(トータル)35,760円(パーソナルプラス・年払い一括)49,800円(入力おまかせ)
プランを上げて変わるものサポートの範囲のみ(機能は同じ)使える申告・レシート撮影の上限・電話サポートプラン区分と入力代行の有無
月払いが選べないプランプランはいずれも年額表示パーソナルプラスプレミアム・入力おまかせ
件数による追加料金料金ページに記載がありませんでしたレシート撮影の超過分は1件20円(税抜)入力おまかせは61件目から70円(税別)/件

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (取得日:やよい・マネーフォワードは2026年8月21日、freeeは2026年8月20日)

この表を見て、金額の欄だけを横に読むと、たしかに近い数字が並びます。ただしプラン名も、そのプランに含まれる内容も一致していません。やよいのトータルプランに含まれるのは相談の範囲で、freeeの入力おまかせに含まれるのは入力の代行です。同じ「いちばん上のプラン」でも、払っている対象が違います。

だからこの記事では、どこが一番安いという結論を出しません。出せるのは、自分が必要としているものが、その会社ではどのプランから付いてくるのかという対応関係までです。

自分の場合の年額を出す手順

手順を確認する様子

上の表をそのまま自分の金額に落とすには、先に自分側の条件を決める必要があります。順番に決めていくと、候補が絞れます。

  • 1. 消費税の申告が必要かどうかを決める。必要なら、マネーフォワードのパーソナルミニは条件に合いません(公式に利用できないと記載あり)。
  • 2. レシートを撮影して取り込む枚数が、月にどれくらいになるかを見積もる。マネーフォワードは15件/30件/100件の上限が決まっていて、超過は1件20円(税抜)です。
  • 3. 入力を自分でやるか、任せるかを決める。任せる選択肢があるのはfreeeの入力おまかせで、年額49,800円(税抜)に60件/月まで含まれ、61件目から70円(税別)/件です。
  • 4. 電話や相談をどれくらい使いそうかを決める。やよいはここだけで年11,000円から16,800円の差になります。マネーフォワードで電話サポートが付くのはパーソナルプラスです。
  • 5. 支払い方法と支払い間隔を確認する。マネーフォワードはクレジットカードのみ。年払いしか選べないプランは、マネーフォワードのパーソナルプラス、freeeのプレミアムと入力おまかせです。

この5つを決めてから料金表に戻ると、「上位プランにするか迷う」という状態ではなくなります。迷いが残るのは、たいてい自分側の条件がまだ決まっていないときです。

無料で試せる範囲は3社で違う(そして、その後の条件も違う)

プランを決める前に試したい場合、無料の範囲も会社ごとに違います。

会社・サービス無料で試せる範囲あわせて確認したい条件
やよいの青色申告 オンライン最大2か月間、一部の機能を無料で試せる(無料体験プラン)無料体験プランの契約期間を過ぎると、初年度のキャンペーンは使えないと公式に明記
マネーフォワード クラウド確定申告1ヶ月(1事業者につき1回)有料プランへの自動移行なし。入力したデータは引き継げる
freee会計無料お試しあり公式は「無料ではじめる」とだけ表示。日数の記載は料金ページにありませんでした

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (取得日:やよい・マネーフォワードは2026年8月21日、freeeは2026年8月20日)

やよいについては、無料体験と初年度キャンペーンの関係が独特です。公式の料金ページに、無料体験プランの契約期間を過ぎると初年度のキャンペーンは使えないと書かれています。キャンペーンの対象は1事業者につき1回までで、無料プランを使っていた人、やよいの白色申告 オンラインで初年度無償を使った人、一度解約したあとに申し込んだ人は対象外という注意書きもあります。適用の条件は、有償プランを申し込み、かつ自動更新の決済方法として口座振替またはクレジットカードを登録することです。申し込み期限は2027年3月15日(月)までの分と公式に明記されています(2026年8月21日時点の表示)。

キャンペーン適用時は、セルフプランとベーシックプランが初年度無料、トータルプランが初年度19,800円+税(半額)で、次年度以降は通常価格に戻ります。初年度の金額と、2年目以降の金額は別物として見ておく必要があります。

この整理の仕方が向く人・向かない人

この記事の並べ方は、誰にでも当てはまるものではありません。

向いている人

  • プランを上げるか迷っていて、上げると具体的に何が増えるのかを知りたい人
  • 消費税の申告やレシートの枚数など、自分の条件がある程度はっきりしている人
  • 初年度の金額ではなく、2年目以降も含めた年額で判断したい人

向いていない人

  • 「結局どれが一番いいか」を1社だけ挙げてほしい人。この記事はその答えを出しません。プラン名も含まれる内容も一致しないため、同じ土俵の比較にならないからです。
  • 操作画面の使いやすさや、他のサービスとの連携で決めたい人。この記事が扱っているのは、公開されている料金と条件の表示だけです。
  • すでに契約していて、解約やプラン変更の手順を調べている人。手順は各社のサポートページの案内が確実です。

運営者の体験メモ

動画編集の作業画面

ここだけは編集部ではなく、運営者(さとり)個人の話です。私は確定申告を青色でやっていて、会計に使っているのは freee です。初めての確定申告でいちばん大変だったのは、1年分の帳簿を一気につけたことでした。期中にためてしまい、最後にまとめて入力することになりました。請求書は freee では作っていません。金額はスプレッドシートで計算して、Canva で作成しています。テンプレートそのままの地味な請求書にならないよう、デザインを細かく調整できるからです。請求書づくりで特に詰まったところはありませんでした。スプレッドシートと Canva で足りています。会計ソフトに何をやらせて、何をやらせていないかは、使っている本人でも案外はっきりしていないことがあります。

あわせて読みたい

まとめ:プランを上げて変わるものは、会社ごとに違う

最初の質問に答えます。会計ソフトのプランを上げると何が変わるかは、会社によって別のものが変わります。

  • やよいの青色申告 オンラインは、公式が「機能はすべて同じです」と明記していて、変わるのはサポートの範囲だけです。差額はセルフからベーシックで年11,000円、ベーシックからトータルで年16,800円(いずれも税抜の年額どうしの差)。
  • マネーフォワード クラウド確定申告は、使える申告の種類とレシート撮影の上限が変わります。パーソナルミニは消費税申告を利用できず、レシート撮影は15件/月です。
  • freee会計は、上位2プランに月払いの選択肢がありません。入力おまかせは年額49,800円(税抜)に60件/月を含み、61件目から70円(税別)/件がかかります。

この3つを見比べると、「とりあえず真ん中のプラン」という決め方が、どの会社でも同じ意味にならないことが分かります。先に決めるべきなのは、プランではなく自分の条件のほうです。消費税の申告が要るか、レシートは月に何枚か、入力を任せたいか、相談したい場面がありそうか。それが決まると、料金表のどの行を見ればいいかが1つに絞れます。

掲載した金額と条件は、freee会計が2026年8月20日、マネーフォワード クラウド確定申告とやよいの青色申告 オンラインが2026年8月21日時点の公式ページの表示です。料金・プラン内容・キャンペーンの条件は変更されることがありますので、申し込む前に各社の公式サイトで最新の内容をご確認ください。

迷っている段階であれば、まずは無料で試せる範囲で自分の帳簿を実際に入れてみて、どの作業に時間がかかるかを確かめてみてください。上げるべきプランは、たいていそこで見えてきます。

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