初年度0円の会計ソフトは2年目にいくらになるか|公式の通常価格で2年分を並べた

初年度0円の会計ソフトは2年目にいくらになるか|公式の通常価格で2年分を並べた 開業・確定申告

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この記事が答える質問は1つだけです。初年度0円と書かれている会計ソフトは、2年目にいくら払うことになるのか。

先に結論を書きます。初年度が0円になるのは「1年目の料金」であって、2年目からは通常価格に戻ります。やよいの青色申告 オンラインの場合、通常価格は年額でセルフ11,800円+税、ベーシック22,800円+税、トータル39,600円+税です。初年度キャンペーンが適用されると、セルフとベーシックは初年度0円、トータルは初年度19,800円+税になります。つまり2年目に増える金額は、セルフで11,800円+税、ベーシックで22,800円+税、トータルで19,800円+税です。

この記事は、AIフリーランスラボ編集部が、各社の公開されている料金ページの表示を同じ項目に並べ直したものです。特定のソフトをすすめる記事ではありません。読んだ人が、自分が選ぶプランで2年分の合計をその場で出せる状態にすることを目的にしています。金額はすべて取得日時点の公式表示で、税抜または「+税」の表記のまま扱っています。

初年度が0円になるのは、どのプランか

ここでは、初年度キャンペーンを公式が明示しているやよいの青色申告 オンラインを起点にします。通常価格と、キャンペーンが適用されたときの初年度の金額を並べます。

プラン通常価格(年額)キャンペーン適用時の初年度次年度以降
セルフプラン11,800円+税0円(初年度無料)11,800円+税
ベーシックプラン22,800円+税0円(初年度無料)22,800円+税
トータルプラン39,600円+税19,800円+税(半額)39,600円+税

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / 取得日:2026-08-21

このキャンペーンには期限が示されています。公式ページには「2027年3月15日(月)までの申し込み分」と書かれていました。期限つきの条件なので、いま読んでいる時点で同じ内容が続いているとは限りません。申し込む前に、必ず公式の料金ページで現在の表示を確認してください。

もう1つ、プランを選ぶときに押さえておきたい表記があります。公式は「サポート内容に応じて3つのプランをご用意」としたうえで、機能はすべて同じだと明記しています。実際、3プランとも機能一覧の項目は同一です。違うのはサポートの範囲だけで、内訳は次のとおりでした。

  • セルフプラン:Web上のFAQ
  • ベーシックプラン:セルフの内容に加えて、電話・メール・チャットでの操作質問
  • トータルプラン:ベーシックの内容に加えて、仕訳相談・経理業務相談・確定申告相談

電話サポートには回数の記載もあります。ベーシックプランは契約期間中10回までとされていました。トータルプランには同じ上限の記載が見当たりませんでした。

ここまでを整理すると、プラン間の差額はソフトの機能ではなく、人に聞ける範囲の差だということになります。2年目の金額を考えるときは、この差額を「相談料を毎年いくら払うか」として見ると判断しやすくなります。

2年目に払う金額と、1年目からの増え方

初年度の金額と次年度の金額を足すと、2年分の合計が出ます。計算は単純な足し算です。

プラン1年目2年目2年合計(1年目+2年目)2年目の増加額
セルフプラン0円11,800円+税11,800円+税+11,800円+税
ベーシックプラン0円22,800円+税22,800円+税+22,800円+税
トータルプラン19,800円+税39,600円+税59,400円+税+19,800円+税

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / 取得日:2026-08-21

足し算の中身を書いておきます。セルフプランは 0+11,800=11,800円+税、ベーシックプランは 0+22,800=22,800円+税、トータルプランは 19,800+39,600=59,400円+税です。2年目の増加額は、次年度以降の金額から初年度の金額を引いたもので、トータルプランは 39,600−19,800=19,800円+税になります。

ここで気をつけたいのは、初年度0円という表示は「安いソフト」という意味ではないという点です。0円なのは1年目の1回だけで、2年目からは通常価格が毎年かかります。3年使うなら、セルフプランは 0+11,800+11,800=23,600円+税、トータルプランは 19,800+39,600+39,600=99,000円+税です。年数を伸ばすほど、初年度の割引が全体に占める比率は小さくなっていきます。

「実質無料」という言葉で判断せず、自分が何年使うつもりかを先に決めて、その年数ぶんを足してから比べる。これが、初年度キャンペーンのある商品を見るときのいちばん確実な手順です。

初年度0円が使えない条件がある

収入を計算する様子

初年度キャンペーンは、申し込めば誰でも自動的に適用されるものではありませんでした。公式ページには、適用条件と対象外の条件が両方書かれています。

適用条件は、有償プランを申し込み、かつ自動更新の決済方法として口座振替またはクレジットカードを登録することとされていました。決済方法の登録まで含めて条件になっている点は、見落としやすいところです。なお、更新前のキャンセルは可能だと記載されています。

対象外として挙げられていたのは、次の条件です。

  • 1事業者につき1回まで
  • 無料プランを利用している人(無料体験の終了後など)
  • やよいの白色申告 オンラインで初年度無償を使ったことがある人
  • 一度解約したあとに申し込んだ人

この4つのうち、事前に知らないと踏みやすいのは3つ目です。白色申告のソフトで0円の枠を先に使ってしまうと、あとから青色申告のソフトに移るときにキャンペーンが使えません。参考までに、やよいの白色申告 オンラインの直販価格(税抜)は、フリープランが0円/永年、ベーシックプランが11,500円/年、トータルプランが21,000円/年です。

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/products/price/ / 取得日:2026-08-21

白色と青色のどちらで申告するかは、初年度キャンペーンの有無だけで決める話ではありません。ただ、0円の枠を先にどちらで使うかで、後から選べる条件が変わることは、申し込む前に知っておいて損はない情報です。

無料体験を先に使うと、初年度キャンペーンは使えなくなる

「無料体験」と「初年度キャンペーン」は名前が似ていますが、公式ページ上では別の制度として扱われています。ここを混同すると、0円の年を1つ失うことになります。

やよいの青色申告 オンラインには、最大2か月間、一部の機能を無料で試せる無料体験プランがあります。そして公式は、無料体験プランの契約期間を過ぎると初年度キャンペーンは使えないと明記していました。順番としては、無料体験の期間が終わる前に有償プランへ切り替える必要がある、という読み方になります。

他社の無料期間の扱いも並べておきます。条件の形がそれぞれ違います。

サービス無料で試せる期間公式ページに書かれていた条件
やよいの青色申告 オンライン最大2か月間(一部の機能)無料体験プランの契約期間を過ぎると初年度キャンペーンは使えない
マネーフォワード クラウド確定申告1ヶ月(1事業者につき1回)有料プランへの自動移行なし。入力データは引き継げる
freee会計あり公式は「無料ではじめる」と表示。日数の記載は料金ページにありませんでした

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ / 取得日:2026-08-20〜2026-08-21

マネーフォワードの無料期間は、有料プランへ自動で移行しないと明記されています。試したあとに何もしなければ課金されない形です。freee会計については、料金ページに「無料ではじめる」という表示はありましたが、日数の記載は見当たりませんでした。日数を知りたい場合は、公式サイトの案内を直接確認してください。

最初から有料のソフトと、2年合計で並べる

初年度0円のソフトと、初年度から有料のソフトを比べるときは、1年目の金額だけを見ても意味がありません。同じ年数ぶんの合計にそろえて並べます。ここでは2年分で統一しました。

サービス・プラン年額2年合計(年額×2)備考
やよいの青色申告 セルフ11,800円+税11,800円+税キャンペーン適用時。初年度0円+2年目11,800円
やよいの青色申告 ベーシック22,800円+税22,800円+税キャンペーン適用時。初年度0円+2年目22,800円
やよいの青色申告 トータル39,600円+税59,400円+税キャンペーン適用時。初年度19,800円+2年目39,600円
マネーフォワード パーソナルミニ(年払い)10,800円/年(税抜)21,600円(税抜)月額換算900円。消費税申告は利用できない
freee会計 スターター(年払い)11,760円/年(税抜)23,520円(税抜)月額換算980円
マネーフォワード パーソナル(年払い)15,360円/年(税抜)30,720円(税抜)月額換算1,280円。消費税申告(インボイス対応)を含む
freee会計 スタンダード(年払い)23,760円/年(税抜)47,520円(税抜)月額換算1,980円
マネーフォワード パーソナルプラス35,760円/年(税抜)71,520円(税抜)年払いのみ。電話サポート付き
freee会計 プレミアム39,800円/年(税抜)79,600円(税抜)年払いのみ
freee会計 入力おまかせ49,800円/年(税抜)99,600円(税抜)年払いのみ

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ / 取得日:2026-08-20〜2026-08-21

計算の中身を示しておきます。freee会計のスターター(年払い)は年額11,760円(税抜)なので、2年分は 11,760×2=23,520円(税抜)です。マネーフォワードのパーソナルミニ(年払い)は一括10,800円/年(税抜)なので、2年分は 10,800×2=21,600円(税抜)になります。やよいの3プランだけは初年度と次年度で金額が違うため、前の章の足し算をそのまま持ってきています。

この表は、同じ列に並んでいるからといって中身が同じという意味ではありません。たとえばマネーフォワードのパーソナルミニは、公式ページに消費税申告は利用できないと記載されています。金額だけで選ぶと、必要な申告ができないという事態が起こり得ます。金額の列を見る前に、自分に必要な申告の種類を先に決めておいてください。

なお、いずれも税別の表示なので、税抜どうしで比べています。実際に支払う金額は消費税が加わります。また、ここに載せた金額は取得日時点の公式表示です。最新の料金と条件は、各社の公式サイトで必ずご確認ください。

年額の外で増える金額もある

オンラインで学ぶ様子

年額プランの金額だけを見ていると、その外側にある費用を見落とします。2年目の支払額を見積もるときに関係してくる項目が、大きく2つありました。

年払いと月払いで年額が変わる

同じプランでも、支払い方法によって1年あたりの金額が変わります。年額どうしの差を並べます。

サービス・プラン年払いの年額月払いの年額年額の差
freee会計 スターター11,760円(税抜)21,360円(税抜)9,600円
freee会計 スタンダード23,760円(税抜)35,760円(税抜)12,000円
マネーフォワード パーソナルミニ10,800円(税抜)15,360円(税抜)4,560円
マネーフォワード パーソナル15,360円(税抜)20,160円(税抜)4,800円

出典:https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / 取得日:2026-08-20〜2026-08-21

freee会計の差は、月払いの年額から年払いの年額を引いたものです。スターターは 21,360−11,760=9,600円、スタンダードは 35,760−23,760=12,000円になります。マネーフォワードの差額は、公式が「年間4,560円お得」「年間4,800円お得」として明示している数字です。月払いの年額は、月額1,280円と1,680円をそれぞれ12倍した値になります。

なお、freee会計のプレミアムと入力おまかせ、マネーフォワードのパーソナルプラスには、月払いの選択肢がありません。年払いのみの表示でした。「毎月払いに切り替えれば負担を分散できる」と考えていても、プランによってはその選択肢が用意されていないということです。

件数が増えると加算される料金がある

もう1つは、使った量に応じて加算される料金です。年額に含まれる件数と、超えたときの単価が公開されていました。

サービス・プラン年額に含まれる件数超過時の単価
freee会計 入力おまかせ60件/月の処理61件目から70円(税別)/件
マネーフォワード パーソナルミニレシート撮影15件/月1件20円(税抜)。16件以上はプラン変更が必要
マネーフォワード パーソナルレシート撮影30件/月1件20円(税抜)
マネーフォワード パーソナルプラスレシート撮影100件/月1件20円(税抜)

出典:https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / 取得日:2026-08-20〜2026-08-21

マネーフォワードのパーソナルミニだけは、超過分を払って使い続けるのではなく、16件以上になるとプラン変更が必要と記載されていました。毎月のレシートが何枚くらいあるかを、契約前に一度数えておくと、この行が自分に関係あるかどうかがすぐ分かります。

途中でやめるときの期限と、解約後のデータ

2年目の金額を考えるということは、「2年目に続けない選択肢」も同時に考えるということです。やめ方の条件は会社ごとに違いました。

項目やよいの青色申告 オンラインマネーフォワード クラウド確定申告
解約の期限契約終了月の前月末日まで。弥生のマイポータル(Web)で停止・解約・プラン変更ができる最低利用期間の定めなし
解約費用更新前のキャンセルは可(初年度キャンペーンの条件欄に記載)解約費用なし。途中解約の返金もなし
解約後のデータ参照もできない。再契約は新規契約あつかいでデータを引き継げない公式FAQに解約費用・最低利用期間なしと記載
支払い方法初年度優待の条件として口座振替またはクレジットカードの登録が必要クレジットカードのみ。銀行引落や請求書払いは利用できない

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / 取得日:2026-08-21

ここで太字にしておきたいのは1行だけです。やよいは公式FAQで、解約後はデータの参照もできず、再契約は新規契約になるためデータを引き継げないとしています。会計データは、申告が終わったあとも参照する場面がある種類の記録です。初年度0円で始めて2年目に別のソフトへ移る、という進め方を考えている場合は、この条件を先に確認しておいてください。

なお、更新の前には案内メールが届くと記載されています。自動更新の決済方法を登録することがキャンペーンの条件になっている以上、何もしなければ2年目の通常価格で更新されるのが標準の動きだ、という理解で見ておくのが安全です。

freee会計の解約条件と支払い方法については、今回参照した料金ページには記載が見当たりませんでした。ここは書かずに残しておきます。

この並べ方が向く人・向かない人

この記事のやり方は、全員に当てはまるものではありません。誰に向く整理なのかを書いておきます。

向いているのは、次のような人です。

  • これから開業して、会計ソフトを2年以上使い続けるつもりでいる人
  • 「初年度無料」の表示を見て、2年目の金額が気になって検索した人
  • プランの差が機能なのかサポートなのかを、契約前に切り分けておきたい人
  • 月に処理するレシートや取引の件数が、だいたい把握できている人

向いていないのは、次のような場合です。

  • 今年の申告を一度だけ乗り切りたい人。1年で使い終わるなら、2年合計で比べる意味がありません
  • すでに契約していて、解約やプラン変更の手順を調べに来た人。この記事は契約前の比較しか扱っていません
  • サポートに何度も相談する前提で選びたい人。金額の順に並べた表だけでは判断材料が足りません。相談の範囲と回数の条件を、公式ページで直接読んでください

期限や割引率で急いで決める必要はありません。決め方としては、使う年数を決める、必要な申告の種類を決める、月あたりの件数を数える、その3つが決まってから金額の表に戻るという順番をおすすめします。順番が逆になると、安い行から選んでしまい、あとから条件が合わずにプランを変えることになります。

運営者の体験メモ

動画編集の作業画面

ここからは編集部ではなく、このサイトの運営者(さとり)本人の記録です。私が会計に使っているのは freee で、確定申告は青色で出しています。ただ、請求書は freee では作っていません。金額はスプレッドシートで計算して、体裁は Canva で作っています。Canva を使っているのは、デザインを細かく調整できて、テンプレートそのままの地味な請求書にならないからです。請求書づくりで特に詰まったところはありませんでした。つまり、契約しているソフトの機能を、実際には全部使っていないということになります。いちばん大変だったのは、初めての確定申告で1年分の帳簿を一気につけたことでした。期中にためてしまって、最後にまとめて入力することになったからです。プランの金額を見るより前に、自分がそのソフトで何をやって何をやらないのかを決めておく。私の場合は、そこがずれていました。

まとめ

最初の質問に答えます。初年度0円の会計ソフトは、2年目に通常価格が丸ごとかかります。やよいの青色申告 オンラインなら、セルフで11,800円+税、ベーシックで22,800円+税、トータルで19,800円+税が2年目に増えます。トータルプランだけは初年度も19,800円+税がかかるので、増え方が他の2プランと違います。

2年合計にそろえると、やよいのセルフが11,800円+税、マネーフォワードのパーソナルミニ(年払い)が21,600円(税抜)、freee会計のスターター(年払い)が23,520円(税抜)でした。ただし、この並びは金額の順であって、使える機能の順ではありません。パーソナルミニは消費税申告に対応していないと公式に記載があります。

この記事で確認しておきたい点を、最後に4つだけ挙げます。

  1. 初年度キャンペーンには適用条件と対象外の条件があります。1事業者につき1回まで、白色申告のソフトで初年度無償を使った人は対象外、といった条件です
  2. 無料体験と初年度キャンペーンは別の制度です。やよいでは、無料体験プランの契約期間を過ぎると初年度キャンペーンが使えなくなります
  3. 年額の外側に、年払いと月払いの差額や、件数超過の加算があります。月払いを選べないプランもあります
  4. やめるときの条件も先に読んでおいてください。やよいは解約後にデータを参照できず、再契約でも引き継げないと明記しています

この記事の金額と条件は、いずれも2026年8月20日から8月21日にかけて各社の公式ページで確認した時点のものです。キャンペーンの期限や適用条件は変わることがあります。申し込む前に、最新の内容を各社の公式サイトで必ずご確認ください。

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