この記事で分かるのは、自動化の仕組みを2ヶ月ぶん組み上げた在宅ワーカーの、収益が立っていない状態の中身です。何にいくらかかっていて、何が動いていて、それでも何が起きていないのか。数字と出来事をそのまま並べます。
書いているのは、さとりといいます。元・調理師で、飲食の現場に10年いました。そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立して、いまは在宅で働いています。営業が苦手で、その苦手を埋めるために自動化を作り始めた人間です。このブログでは、自分が実際に組んで動かしている自動化の中身を、失敗も含めてそのまま出しています。
先に結論を書きます。2026年8月時点で、自社の収益はまだ立っていません。動いている仕組みはあります。1日5本の自動投稿も、週次と月次の自動レポートも、失敗したときの通知も、全部動いています。それでも、そこから直接お金が生まれてはいません。この記事は、その状態を隠さずに書くための記事です。
いま動いているものと、かかっている費用
まず、何が動いているのかを先に出します。ここは事実なので、迷わず書けます。
- Threadsは1日5本(7時・12時・17時・21時・23時)を全自動投稿しています。Windowsのタスクスケジューラーと、PythonでAPIを直接叩く形で組みました。
- Xも同じ時間に1日5本、同じ作りで自動投稿しています。動かし始めたのは2026年8月4日です。
- 毎朝6時台に、AIが投稿文をまとめて生成してGoogleドライブにテキストで保存します。投稿スクリプトはそれを読んで投げるだけです。
- 投稿が失敗したらログに残り、Discordに通知が飛び、次にPCを開いたときにも報告が上がります。
- noteの新着はRSSで拾って、月水金に自動で告知しています。Xでは本文にURLを置かず、投稿にぶら下げる返信のほうに貼っています。
- 週次と月次で自分の投稿を自動集計して、Discordにレポートが飛ぶようにしています。
- Threadsの認証トークンは60日で切れるので、毎月1日に自動で延長する仕組みを入れました。
費用のほうも出します。XのAPI利用料が、1日5本の投稿で月350円ほど。ThreadsのAPIは無料です。タスクスケジューラーはWindowsの標準機能なので0円。ここは2026年8月時点の実際の支払いですが、API料金は各社の都合で変わるものなので、最新の条件はそれぞれの公式で確認してください。
つまり、月350円ほどの支出で、1日10本の投稿が自動で出続けている状態です。これだけ書くと、なかなか効率のいい仕組みに見えると思います。実際、仕組みとしては悪くないと自分でも思っています。
問題は、この先です。
それでも収益は立っていません
自社の収益は、まだ立っていません。ここは正直に書いておきたいところです。
自動化を組み始めたのが2026年6月なので、まだ2ヶ月ほどしか経っていません。2ヶ月で収益が立たないのは当たり前だ、と言われればそのとおりだと思います。ただ、当たり前かどうかと、不安になるかどうかは別の話です。
いま自分が抱えている不安を、そのまま並べます。
- 自社の収益がまだ立っていない。
- 業務委託の仕事は量が多くて大変なわりに、利益は低い。
- AIを使った仕事に可能性は感じているけれど、収益が立っていないので、方向性が合っているのか分からなくなる。
- 自動化を作っているのに、結局そのつど自分の手を動かしてしまっている。
- 自分の発信の集客がうまくいっていない。
この中でいちばんこたえるのは、最後のものです。誰にも見られていない状況が続くのは、単純にきつい。仕組みが動いていることと、誰かに届いていることは、まったく別だと分かってはいるのですが、それでも毎日きっちり投稿が出続けているのに反応がないのは、じわじわ効いてきます。
数字で見ると、どういう状態なのか

感想だけだと、良くも悪くも受け取り方が広がってしまうので、実際に集計した数字を出します。
Threadsのほうから。2026年6月25日から7月27日までに、87本を自動投稿しました。その間、フォロワーは0人のままでした。7月27日時点で数えたときの7月の数字は、ビュー527・いいね7・返信0・リポスト0。返信は一度も来ていません。
スロット別の平均ビューは、7月27日時点で朝15.7・昼5.7・夜1.8でした。朝がいちばん見られていました。週ごとの平均ビューは、18.2 → 15.9 → 8.4 → 7.9 → 5.0と、きれいに右肩下がりです。7月27日時点で、68本のうち13本はビューが0か1のままでした。
月次の自動レポートのほうでも、2026年7月のThreadsは82本投稿して合計ビュー582・いいね8・平均ビュー7.1と出ています。平均ビューが最も高かったのは朝の枠。ビューが0か1のまま終わった投稿は18本でした。
直近の週の数字も出しておきます。2026年8月4日までの7日間で、Threadsに24本投稿して、合計ビュー120・いいね1・返信0。スロット別の平均ビューは朝6.0・昼6.6・夜2.4。この週も、ビューが0か1のままだった投稿が8本ありました。
noteのほうは、2026年8月8日時点で公開記事31本、全記事の合計いいねが54です。直近1週間でのいいねの増加は、合計3でした。7月27日時点では記事27本・フォロワー2人・合計いいね45だったので、そこから記事は増えて、いいねも少しずつは増えています。ただ、増え方としてはこの通りです。
数字を並べていて思うのは、「頑張った量」と「届いた量」がまったく比例していないということです。87本という数字だけ見れば、それなりに手を動かしています。でもフォロワーは0のままでした。ここに何かを言い訳したくなる気持ちはあるのですが、言い訳しても数字は変わらないので、そのまま置いておきます。
2ヶ月やって、何にお金が消えていないのか
逆の話も書いておきます。少なくとも、お金は消えていません。
自動化にかかっている費用は、さっき書いたとおり月350円ほどです。タスクスケジューラーはWindows標準機能なので追加費用はかからず、ThreadsのAPIも無料です。作業に使っているパソコンは自作のデスクトップで、これは自動化のために新しく買ったものではありません。モニターも椅子もデスクも、もともと使っていたものです。
ここは、独立した当時と比べるとかなり違います。独立するときには動画編集のスクールに入りました。費用は約70万円、期間は6ヶ月です。収入が無いまま費用だけが出ていく時期で、あのときは支出そのものが不安の中身でした。
いまは支出が月350円なので、少なくとも「お金が減っていく怖さ」はありません。減っているのは、時間と気力のほうです。同じ「収益が立っていない」でも、性質がぜんぜん違うなと思っています。
そう考えると、この2ヶ月でやってきたことは、少なくとも安く失敗できる形にはなっています。350円で毎日10本の投稿を出し続けて、届いていないという事実を突きつけられている。事実の突きつけられ方としては、かなり安いほうだと思います。
収益が立たないまま、何が壊れて何を直したか
この2ヶ月、収益は立っていませんが、壊れた回数だけは着実に増えています。ここは書けることが多いので、順に出します。
PCが寝ていて投稿が出なかった
2026年7月3日から5日まで、Threadsの投稿が1本も出ていませんでした。原因は早朝にPCがスリープしていて、6時の生成スクリプトが走れなかったことです。生成が走らなければ、投稿スクリプトが読むテキストが無いので、当然その日の投稿は出ません。
7月14日にも投稿が3件失敗しています。こちらも原因はPCが落ちていたことでした。仕組みそのものは正しくても、動かす土台が止まっていれば何も出ない。当たり前の話なのですが、実際に空白の3日間を見るまで、そこを本気で気にしていませんでした。
「準備完了」と出ているのに、一度も動いていなかった
いちばん堪えたのは、これです。2026年8月4日にXの自動投稿を組んだとき、タスクは全部「準備完了」と表示されていたのに、実際には一度も動いていませんでした。
原因は、登録スクリプトの変数名にPowerShellの予約語を使ってしまっていて、タスクに渡す引数が丸ごと空になっていたことです。エラーもログも残らないので、気づくのにかなり時間がかかりました。画面上は何も問題がないように見えるのです。
それ以来、タスクを登録したあとは「準備完了」の表示だけで安心せず、渡している引数が空になっていないかを毎回確かめるようにしました。表示は動いている証拠にならない、というのがここでの学びです。
キーが表示されなくて、作り直すしかなかった
XのAPIキーを取りに行ったら、画面には下6桁しか表示されなくて、完全な値を見る方法がありませんでした。控えていなかった自分が悪いのですが、その場では打つ手が無く、結局いったん作り直すしかありませんでした。
しかも、キーを作り直す順番を間違えると、後から作ったほうが無効になります。親のキーを先に作り直してから、その下のキーを作り直す必要がありました。順番を間違えたときは、なぜ動かないのかがしばらく分からず、無駄に時間を使いました。
トークンがあと10日で切れかけていた
Threadsの認証トークンが、あと10日で切れるところでした。切れたら投稿が全部止まります。気づいたのが偶然だったので、あれを見落としていたら、たぶん止まってからしばらく気づかなかったと思います。
気づいたその日に延長して、ついでに毎月1日に自動で延長する仕組みにしました。ここは、失敗する前に手が打てた数少ない例です。
ファイルの読み方で止まった話が二つ
認証トークンのファイルにBOMが混ざっていて、投稿が丸ごと止まったことがあります。見た目は何も変わらないので、原因の特定にかなり時間がかかりました。
別の日には、トークンのファイルを全行つなげて読んでしまって、認証エラーになりました。実際に必要だったのは1行目だけでした。どちらも、ファイルの中身自体は正しいのに、読み方のところで止まっています。
書き込む先を間違えていた
note告知が一度も投稿されていない時期がありました。原因は、告知文をスプレッドシートにだけ書き込んでいて、投稿スクリプトが読むドライブ側のファイルを更新していなかったことです。書いている側は仕事をしたつもりでいるので、これも気づくのが遅れました。
AIの利用上限で、その日の投稿がまるごと消えた
2026年8月6日、朝6時の投稿文生成が動かず、その日のThreadsは朝と夕、Xは朝・昼・夕の投稿がまるごと出ませんでした。原因は生成に使っているAIの利用上限です。止まったこと自体に、夜まで気づきませんでした。
Discordに通知が飛ぶ仕組みは入れてあるのに、それでも夜まで気づいていない。通知を作ることと、通知を見ることは別だな、と思わされました。
AIが実際とは違う数字を書いてきた
投稿文をAIに書かせていたら、実際とは違う数字を書いてきました。本当は68本なのに62本と書いていて、しかも文章としては自然なので、読んでも気づけません。数字を扱う発信で、これはかなり危ないと思いました。
対策として、実際に起きたことと実測値だけを書いた台帳を作って、そこに載っている数字しか使わせないようにしました。ところが、台帳を足しただけでは直りませんでした。前から書いてあった「毎回、具体的な出来事を必ず入れる」という指示と噛み合わず、台帳のネタが尽きるとやっぱり作り話をするのです。「無ければ書かなくていい」と言い直して、やっと止まりました。
もうひとつ、日付を整える処理で、パソコンによって使える書き方と使えない書き方があるのを知らずに書いて、機能がまるごと無言でスキップされていたこともあります。エラーが表に出ない失敗がいちばんこわい、というのがこの2ヶ月で何度も確認したことです。
サイトを2つ作っていた
2026年8月6日、自社サイトの satori-revontulet.com を公開しました。このとき、同じサイトを2つ作ってしまっていたことに気づいて、WordPress版に一本化しました。問い合わせフォームは押しても何も起きない状態だったので、Googleフォームにつないで実際に送信できるようにしました。
公開しておいてフォームが動かないというのは、収益を立てたい側の立場としてはなかなかまずい話です。ここも、動いているつもりで動いていなかった系のひとつでした。
手が空かない、という別の問題

もうひとつ、収益とは別に気になっていることがあります。自動化を作っているのに、結局そのつど自分の手を動かしてしまっていることです。
上に並べた失敗を見返すと、その理由は分かります。壊れるたびに手で直しているからです。PCがスリープしていれば手で起こし、キーが表示されなければ手で作り直し、AIの上限に当たれば手で確認しに行く。仕組みは動いているのに、その周りで人間が動き続けています。
自動化というのは、手を離すために作るものだと思っていました。でも実際に2ヶ月やってみると、少なくとも作りかけの段階では、手が増えるほうが先に来ます。作った分だけ、壊れる箇所も増えるからです。
ここを「まだ2ヶ月だから」と流していいのか、それとも作り方そのものを考え直すべきなのかは、正直まだ判断がついていません。ただ、手が空いていないという事実は、収益が立っていないことと同じくらい正直に書いておくべきだと思っています。仕組みを作っている人間として、都合の良いところだけ出すのは違うので。
2ヶ月で分かったこと
収益は立っていませんが、分かったことはあります。ここは自分の実感として書きます。
ひとつめ。自動投稿は「続ける力」はくれますが、「届く力」は別物でした。 毎日決まった時刻に投稿が出る状態は、確かに手に入りました。87本という数字は、手動だったら絶対に積み上がっていません。でも、フォロワーは0のままでした。続けることと届くことは、まったく別の課題です。
ふたつめ。投稿の質を上げる前に、そもそも誰にも見られていないことのほうが問題でした。 最初のころは「もっといい文章にしよう」と考えていたのですが、ビューが0か1の投稿が何本もあるという状態では、文章の良し悪しを議論する前の段階にいます。読まれていないものは、良くても悪くても同じ扱いになります。
みっつめ。抽象的な問いかけだけの投稿より、具体的なしくじりを書いた投稿のほうが見られていました。 これは数字を見ていて気づいたことです。自分としては、きれいにまとまった投稿のほうが良いものだと思っていたので、少し意外でした。実際に転んだ話のほうが、まだ読まれる余地があるようです。
スロット別のデータからも、朝がいちばん見られているという傾向は7月時点でも月次でも出ています。ただ、直近の週では朝6.0・昼6.6と昼のほうが上に来ていて、母数を考えると誤差の範囲かもしれません。ここは、もう少し積んでから判断しようと思っています。
反応が無い時期を、すぐ失敗と呼ばないことにしている

最後に、なぜこの状態でも続けているのかを書いておきます。
クライアントの仕事のほうで、引き継いだ案件をコンセプトから作り直したことがありました。それが最近になって伸びたのです。素直にうれしかったですし、クライアントも驚いていました。正直、自分でも驚きました。
大事なのは、伸びるまで手応えは一切なかったということです。やっている最中は、効いているのかどうか分からないままでした。手応えが無い時期がしばらく続いたあとで、急に来ました。
この経験があるので、いまは反応が無い期間をすぐに失敗とは思わないようにしています。もちろん、これは「続けていれば必ず報われる」という話ではありません。作り直しが正しかったのか、たまたまタイミングが良かったのか、自分でも切り分けられていないので、そこまで強いことは言えません。
ただ、少なくとも「反応が無い=間違っている」と即断すると、伸びる前にやめてしまうということは、自分の身に起きたこととして知っています。だから、Threadsのフォロワーが0のままでも、noteのいいねが週に3しか増えなくても、いったんはデータを取り続けているところです。
もっとも、これを免罪符にして何も変えないのは違うとも思っています。週ごとの平均ビューが18.2から5.0まで下がっている以上、同じことを同じようにやっていても下がり続けるのは目に見えています。続けることと、続け方を変えないことは、別の話です。
まとめ
2026年8月時点の、正直な状態をまとめます。
- 動いている仕組みはある。Threadsとxで1日5本ずつの自動投稿、朝の自動生成、失敗時のDiscord通知、RSSでのnote告知、週次と月次の自動レポート、トークンの自動延長。
- かかっている費用は、XのAPI利用料が月350円ほど。ThreadsのAPIは無料、タスクスケジューラーは0円。
- それでも自社の収益は立っていない。
- Threadsは6月25日から7月27日までに87本投稿してフォロワー0人。7月の合計ビューは527、いいね7、返信0。
- noteは2026年8月8日時点で31本、合計いいね54。直近1週間の増加は3。
- この2ヶ月で壊れた箇所は多い。PCのスリープ、引数が空のタスク、キーの再発行、トークンの期限、BOM、読み込み行数、書き込み先の取り違え、AIの利用上限、AIが書いた嘘の数字、無言でスキップされた処理。
- 分かったのは、自動投稿は続ける力はくれても届く力は別物だということ。質より前に、見られていないことのほうが問題だということ。具体的なしくじりのほうが読まれるということ。
収益が立っていない話を書くのは、正直あまり気持ちのいいものではありません。ただ、このブログは自分が実際に組んで動かしている自動化の中身を、失敗も含めて出す場所にしたいと思って始めました。うまくいっている部分だけ切り出して書くなら、わざわざ自分がやる意味がないので。
次に何を変えるかは、まだ決めきれていません。週ごとのビューが下がり続けているという事実だけははっきりしているので、そこから手をつけることになると思います。
同じように、動く仕組みは作れたのに数字が動かなくて困っている方がいたら、この記事の数字がひとつの比較対象になればうれしいです。このブログでは、自分が実際に動かしている自動化の中身と、その結果を数字ごと出し続けています。よければ他の記事ものぞいてみてください。


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