この記事は、SNSの投稿にリンク(URL)をどこに置くかで、見られ方が変わった話です。結論から言うと、私は本文にURLを置くのをやめました。自分の投稿161本を数え直したら、本文にURLがある61本は中央値2ビュー、URLが無い100本は中央値10ビューでした。同じ時間帯の枠だけで比べても、この差は消えませんでした。
書いているのは「さとり」です。元は調理師で、飲食の現場に10年いました。そこからSNS運用代行のフリーランスとして独立して、いまは業務委託の仕事をしながら自社の事業を立ち上げようとしています。営業が苦手で、その苦手を埋めるために自動化を作り始めた在宅ワーカーです。人の運用は任されているのに、自分の発信の集客はうまくいっていない、というのが2026年8月現在の正直な状況です。
なので、この記事は「こうすれば伸びます」という話ではありません。伸びていない人間が、自分の投稿を数えて、置き場所を1つ変えるまでにやったことの記録です。この記事で分かるのは次のことです。
- 本文のURLと、ぶら下げる返信のURLで、実際にどれだけ差があったか(自分の161本の実測)
- その差が「時間帯のせい」ではないと確かめるために何をしたか
- リンクの置き場所より先に見るべきだった、もっと手前の問題
- 導線を「置いた」つもりで、実は一度も出ていなかった失敗
先に、何を変えたのかだけ書きます
変えたのは1点だけです。投稿の本文からURLを外して、投稿したあとに自分でぶら下げる返信のほうにURLを貼る形にしました。
いまはXでもThreadsでも、本文にURLを置いていません。Threadsをこの形に切り替えたのは2026年8月12日です。記事の中身も、投稿する時間も、本数も変えていません。変えたのは、URLを本文に置くか、返信に置くか、それだけです。
「そんな小さいことで変わるのか」と思われそうですが、私も数える前は思っていました。というより、置き場所が変数になるという発想自体がありませんでした。リンクは本文に入れるもので、そこに疑問を持ったことがなかったからです。
ここで大事なのは、私がこの結論に「詳しい人の話を聞いて」たどり着いたのではない、ということです。自分の投稿を、URLがある側と無い側に分けて数えただけです。やったのはそれだけで、必要だったのもそれだけでした。
私がどういう投稿の仕組みを動かしているか
数字の話をする前に、前提を書いておきます。この記事の数字は、すべて自分の自動投稿から出たものなので、どういう作りかが分からないと読みにくいと思います。
自動化を組み始めたのは2026年6月です。まだ2ヶ月ほどしか経っていません。中身はこうなっています。
- Threadsは1日5本を全自動で投稿しています。時間は7時・12時・17時・21時・23時です。
- Xも同じ時間に1日5本、同じ作りで自動投稿しています。動かし始めたのは2026年8月4日です。
- 毎朝6時台にAIが投稿文をまとめて生成して、Googleドライブにテキストで保存します。投稿スクリプトはそれを読んで投げるだけです。
- 投稿が失敗したらログに残って、Discordに通知が飛びます。次にPCを開いたときにも報告が上がります。
- noteの新着はRSSで拾って、月水金に自動で告知しています。
- 週次・月次で自分の投稿を自動集計して、Discordにレポートが飛ぶようにしています。
組んだのはWindowsのタスクスケジューラーとPython、それからAPIを直接叩く形です。かかっている費用は、XのAPI利用料が1日5本の投稿で月350円ほど。ThreadsのAPIは無料です。タスクスケジューラーはWindowsの標準機能なので0円です。(金額は2026年8月時点の目安です。最新は公式でご確認ください。)
つまり、毎日決まった時間に決まった本数が出ている状態が先にあって、そのうえで「じゃあ何が効いているのか」を後から数えられる、という前提です。この前提があったから、URLの有無で分けて数えるということができました。手で投稿していたら、たぶん161本ぶんの記録は残っていなかったと思います。
161本を、URLがある側と無い側に分けて数えた

きっかけは、いつまで経っても数字が動かないことでした。とにかく見られていないので、原因になりそうなものを片っ端から潰していくしかない、という状態です。
それで、投稿を161本ぶん集めて、本文にURLが入っているものと入っていないものに分けました。結果はこうです。
- 本文にURLがある61本:中央値2ビュー
- 本文にURLが無い100本:中央値10ビュー
正直、見た瞬間に「え」と声が出ました。5倍です。しかも自分は、URLを入れた投稿こそが一番大事な投稿だと思って作っていました。noteの記事を読んでほしくて出しているのだから、当然そうなります。一番読んでほしい投稿を、一番見られない形で出し続けていたことになります。
平均ではなく中央値で見たのには理由があります。私の投稿はビューのばらつきが大きくて、たまたま1本だけ数字が伸びると平均が持っていかれるからです。実際、2026年7月27日時点で数えたときは、68本のうち13本がビュー0か1のままでした。こういう分布のときに平均だけ見ると、実感とずれた数字が出ます。
ここは、数えるまで本当に分かっていませんでした。感覚では「今日は伸びなかったな」くらいの認識しかなくて、その伸びなかった日の投稿にURLが入っていたかどうかまでは、頭の中で結びついていませんでした。
「時間帯のせいでは?」を先に潰した
5倍という数字が出たとき、最初に疑ったのは自分の集計のほうです。というのは、URLを入れる投稿は告知なので、出す時間が偏っている可能性があったからです。もし見られない時間帯にURL付きの投稿が集中していたら、URLのせいではなく時間帯のせいということになります。
私の投稿は5つの時間帯(スロット)に分かれていて、スロットごとの平均ビューには、はっきり差があります。たとえば2026年7月27日時点で数えたときは、朝15.7・昼5.7・夜1.8でした。朝がいちばん見られていて、夜がいちばん見られていません。この差は無視できない大きさです。
なので、同じ時間帯の枠だけを取り出して、その中でURLの有無を比べ直しました。結果、差は消えませんでした。ここで初めて、これはURLの置き場所の話だと判断しました。
そしてこの確認の途中で、もっとひどいことに気づきました。いちばん見られていない夜の枠に、唯一のnote誘導を置いていました。
これは我ながらどうかと思いました。見られていない場所に、出口を置いていたわけです。しかも意図してそうしたのではなく、5本の内訳を決めたときに何となくそう並べて、そのまま2ヶ月動かしていました。自動化のこわいところで、一度決めた配置は、疑わない限り毎日そのまま実行され続けます。
変えたのは置き場所だけ。中身は変えていない
やったことは単純です。本文からURLを外して、投稿したあとに自分でぶら下げる返信を1本足して、そこにURLを貼る形にしました。Threadsを切り替えたのは2026年8月12日です。
この形にしておくと、読む人からすれば「投稿を読んで、続きが気になったら下の返信からリンクへ飛ぶ」という流れになります。本文だけで完結して読み終える人の邪魔にもなりません。
ここで意識的にやらなかったこともあります。文章の書き方は変えませんでした。同時に2つ変えると、どっちが効いたのか分からなくなるからです。私はもともと、手応えの無い期間をだいぶ長く過ごしています。効いているかどうか分からないまま作業を続けるのはかなりきついので、せめて「何を変えたからこうなった」は残るようにしておきたい、という気持ちがありました。
切り替えたのが8月12日なので、この記事を書いている時点では、切り替え後のまとまった数字はまだ出ていません。ここは正直に書いておきます。効果が出たという報告ではなく、置き場所に差があることが自分の投稿で確認できたので直した、という段階です。
ただし、リンクより先に問題があった
ここまで書いておいて何ですが、私の場合、置き場所は一番の問題ではありませんでした。もっと手前で詰まっています。
2026年6月25日から7月27日までの間に、Threadsへ87本を自動投稿しました。その間、フォロワーは0人のままでした。7月27日時点で数えたときの7月の数字は、ビュー527・いいね7・返信0・リポスト0です。返信は一度も来ていません。
週ごとの平均ビューは、こう推移しました。
- 18.2 → 15.9 → 8.4 → 7.9 → 5.0
きれいな右肩下がりです。毎日休まず5本出していて、下がっています。この数字を見たとき、自動化の何が達成できていて何が達成できていないのかが、やっと分かりました。自動投稿は「続ける力」はくれますが、「届く力」は別物でした。
その後の数字も出しておきます。2026年8月4日までの7日間はThreadsに24本投稿して、合計ビュー120・いいね1・返信0。この週はビューが0か1のままだった投稿が8本ありました。2026年8月8日までの7日間は27本投稿して、合計ビュー583・いいね3・返信0。0か1のままだったのは5本です。月次で見ると、2026年7月のThreadsは82本投稿して合計ビュー582・いいね8・平均ビュー7.1で、ビューが0か1のままだった投稿は18本ありました。
Xのほうはもっと厳しくて、2026年8月9日までの7日間で19本投稿して、表示回数の合計は26・いいね0・返信2でした。表示回数が1回以下のままだった投稿が12本あります。スロット別の平均表示回数は、朝1.4・昼1.7・夕2.0・夜1.2・深夜0.8です。まだ動かし始めたばかりの時期なので当然といえば当然ですが、数字としてはこうです。
この状態で「リンクの置き場所を最適化する」というのは、順番としてはかなり後ろの話です。投稿の質を上げる前に、そもそも誰にも見られていないことのほうが問題でした。誰にも見られていない状況が続くのは、単純にきついです。技術的な問題というより、単純に気力の問題として効いてきます。
それでもURLの置き場所を直したのは、これが「今すぐ、無料で、1回で終わる」修正だったからです。届く力そのものを増やすのは時間がかかりますが、自分で自分の首を絞めている部分を外すのは今日できます。
もう1つ気づいたこと。書いたものが見られていた投稿の傾向

数え直しの中で、もう1つ分かったことがあります。抽象的な問いかけだけの投稿より、具体的なしくじりを書いた投稿のほうが見られていました。
これは自分でも意外でした。しくじりを書くのは気が進みません。うまくいっていないことを自分から出すわけなので、書きながら「これを出して何になるんだろう」と思います。それでも数字は、そちらのほうを見ていました。
あわせて、2026年8月8日までの週のThreadsのスロット別平均ビューは、朝8.8・昼30.3・夕48.0・夜2.1・深夜39.8でした。7月27日時点の朝15.7・昼5.7・夜1.8とはだいぶ形が違います。私の規模だと、1本の投稿がたまたま伸びるだけでスロットの平均は簡単に動きます。だから、1週ぶんの数字を見て「夕方が強い」と結論を出すのは、たぶんまだ早いと思っています。
URLの件を161本という単位で数えたのも、そこが理由です。少ない本数だと、置き場所の差なのか、たまたまなのかが分かりません。
導線は「置いた」ではなく「出ているか」で見る
リンクの置き場所の話をしてきましたが、実は私は、それ以前の失敗も何回かやっています。置いたつもりの導線が、そもそも一度も世に出ていなかったという失敗です。
1つ目。note告知が一度も投稿されていない時期がありました。原因は、告知文をスプレッドシートにだけ書き込んで、投稿スクリプトが読むドライブ側のファイルを更新していなかったことです。告知文はちゃんと生成されていて、シートを開けば毎回そこに文章がありました。手元では完成していて、外には一度も出ていませんでした。
2つ目。2026年7月3日から5日まで、Threadsの投稿が1本も出ていませんでした。原因は早朝にPCがスリープしていて、6時の生成スクリプトが走れなかったことです。7月14日には投稿が3件失敗していて、これもPCが落ちていたのが原因でした。
3つ目。2026年8月6日、朝6時の投稿文生成が動かず、その日のThreadsは朝と夕、Xは朝・昼・夕の投稿がまるごと出ませんでした。原因は生成に使っているAIの利用上限です。止まったこと自体に、夜まで気づきませんでした。この件は8月8日に調べて、投稿文を前夜のうちに翌日ぶんまで作っておき、朝までに6回作り直しを試す形に変えました。
4つ目。Xの自動投稿を組んだとき、タスクは全部「準備完了」と表示されていたのに、実際は一度も動いていませんでした。原因は登録スクリプトで変数名にPowerShellの予約語を使っていて、タスクに渡す引数が丸ごと空になっていたことです。エラーもログも残らないので、気づくのに時間がかかりました。それ以来、タスクを登録したあとは「準備完了」の表示だけで安心せず、渡している引数が空になっていないかを毎回確かめるようにしています。
ほかにも、認証トークンのファイルにBOMが混ざっていて投稿が丸ごと止まったことや、トークンのファイルを全行つなげて読んでしまって認証エラーになったこと(実際に必要だったのは1行目だけでした)もあります。日付を整える処理で、パソコンによって使える書き方と使えない書き方があるのを知らずに書いて、機能がまるごと無言でスキップされていたこともありました。
並べてみて思うのは、エラーが表に出ない失敗がいちばんこわいということです。派手に止まってくれれば気づけます。困るのは、画面上は正常で、通知も飛ばず、ただ何も起きていないケースです。
だから、リンクの置き場所を直すより前に確認すべきことは、たぶんこれです。その導線、本当に出ていますか。ダッシュボードの表示ではなく、実際に自分のアカウントを外から見て、その投稿があるかどうかを確かめる。私はこれを何度もサボって、そのたびに時間を失いました。
いま同じことをやるなら、この順番でやります
自分の発信から仕事につなげたいけれど、数字が動かない。そういう状態の人が最初にやるとしたら、私はこの順番を勧めます。特別なツールは要りません。
1. 自分の投稿が、実際に全部出ているかを外から確認する。抜けている日があれば、置き場所の話はそのあとです。
2. 投稿を、本文にURLがある側と無い側に分けて数える。見るのは平均ではなく中央値のほうが実感に近いです。数が少ないうちは差が出ませんが、それも「まだ分からない」という結果として意味があります。
3. 差が出たら、時間帯のせいでないかを確認する。同じ時間帯の枠だけを取り出して、その中で比べ直します。ここを飛ばすと、たまたま出た差を法則だと思い込みます。
4. いちばん見られていない時間に、いちばん大事な導線を置いていないかを見る。私はこれをやっていました。
5. 変えるのは1回に1つ。同時に複数変えると、何が効いたか分からなくなります。
この5つは、要するに「思い込みを数字で1つずつ潰す」という作業です。センスの話ではないので、数えれば誰でも同じところにたどり着きます。逆に言うと、数えないと一生気づけません。私は2ヶ月気づきませんでした。
反応が無い期間を、すぐ失敗と決めないこと

最後に、数字の話ではないことを少しだけ書きます。
クライアントの仕事で、引き継いだ案件をコンセプトから作り直したことがあります。それが最近になって伸びました。素直にうれしかったですし、クライアントも驚いていました。正直、自分でも驚きました。
ただ、伸びるまで手応えは一切ありませんでした。やっている最中は、効いているのかどうか分からないままです。手応えが無い時期がしばらく続いたあとで、急に来ました。
この経験があるので、私はいまも、反応が無い期間をすぐ失敗とは思わないようにしています。とはいえ、それは「何もせずに待て」という意味ではありません。今回のURLの件のように、待っている間にも、数えれば分かることは確実にあります。置き場所を1つ間違えているだけで数字が半分以下になっているなら、それは運の問題ではなく、直せる問題です。
自分の発信の集客がうまくいっていない、という状況は2026年8月現在も変わっていません。自社の収益もまだ立っていません。業務委託の仕事は量が多いわりに利益が低く、AIを使った仕事に可能性は感じているものの、収益が立っていないので方向性が合っているのか不安になります。その状態で書いているので、この記事は成功談ではありません。
それでも、「なんとなく伸びない」を「ここが原因かもしれない」に変えられたのは、数えたからでした。数えるのは無料ですし、今日できます。もし発信が止まっている感じがあるなら、まず自分の投稿を分けて数えるところから試してみてください。
ここで数えたのは自分のアカウントですが、人のアカウントを預かるときにも同じところを見ています。普段どんな仕事をしているかは自分のサイトにまとめています。
まとめ
- 自分の投稿161本を数えたら、本文にURLがある61本は中央値2ビュー、URLが無い100本は中央値10ビューだった。
- 同じ時間帯の枠だけで比べても差は消えなかったので、URLの置き場所の問題だと判断した。
- 本文からURLを外して、投稿にぶら下げる返信に貼る形へ変えた。Threadsは2026年8月12日に切り替えた。
- いちばん見られていない夜の枠に、唯一のnote誘導を置いていた。見られていない場所に出口を置いていた。
- ただし、より大きい問題はその手前にあった。6月25日から7月27日までに87本投稿して、フォロワーは0人のままだった。
- 自動投稿は「続ける力」はくれるが、「届く力」は別物だった。
- 導線は「置いた」ではなく「実際に出ているか」で確認する。エラーが表に出ない失敗がいちばん見つけにくい。
発信から直接仕事が来るようになるまでには、どうしても時間がかかります。私はまだその途中にいます。その間の収入をどうするかは別で考えておいたほうがよくて、私の場合は、独立して最初の仕事はクラウドソーシングでもらった動画編集の案件でした。1本4,000円から10,000円くらいで、動画の尺によって金額が変わります。時給に換算すれば安いですが、実績にはなりました。発信が育つまでの入口として、案件サイトに登録だけしておくのは現実的な選択だと思います。まずは無料の登録から、自分に受けられそうな案件がどれくらいあるかを見てみてください。


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