解約したら確定申告のデータはどうなるか|再契約しても引き継げない会社がある

解約したら確定申告のデータはどうなるか|再契約しても引き継げない会社がある 確定申告

[広告]この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載順や評価は、広告の有無や報酬額によって変えていません。金額はいずれも各社の公式表示です。

この記事が答える質問は1つです。会計ソフトを解約したら、これまで入力した確定申告のデータはどうなるのか。

先に結論を書きます。会社によって扱いが違います。やよいの青色申告 オンラインは、公式に「解約後はデータの参照を含めてサービスを利用できない」「再契約は新規契約になるためデータを引き継げない」と書かれています。マネーフォワード クラウド確定申告は、最低利用期間も解約費用もない代わりに、途中で解約しても返金はありません。片方は「データ」が戻らず、もう片方は「お金」が戻らない、という違い方をしています。

書いているのはAIフリーランスラボ編集部です。実際に解約した記録ではなく、両社が公式ページに出している条件を、同じ項目に並べ直したものです。数字と条件はすべて2026年8月21日に公式ページで確認した時点のものなので、申し込む前・解約する前には必ず各社の公式サイトで最新の表示をご確認ください。

解約のときに見る項目は、4つに分かれる

「解約したらどうなるか」は、ひとかたまりの質問に見えて、中身は4つに分かれます。この4つを分けておかないと、片方の会社にしか書かれていない条件を、もう片方にもあるものとして読んでしまいます。

  • データ:解約したあと、入力済みの帳簿を参照できるか。
  • 再契約:あとで戻ってきたとき、前のデータを引き継げるか。
  • お金:途中で解約したときに、払った分が戻るか。解約費用がかかるか。
  • 期限:いつまでに手続きすれば、次の契約期間に入らずに済むか。

このうち、やよいの青色申告 オンラインが公式に明記しているのは「データ」「再契約」「期限」です。マネーフォワード クラウド確定申告が公式に明記しているのは「お金」です。同じ「解約」という言葉でも、公式が書いている場所がずれています。

やよいの青色申告 オンラインの場合|解約後はデータを参照できない

まず、やよいの青色申告 オンラインの公式ページに書かれている解約まわりの条件です。

項目公式ページの記載(2026年8月21日時点)
解約の期限契約終了月の前月末日まで
手続きの場所弥生のマイポータル(Web)で停止・解約・プラン変更ができる
更新前の連絡更新前に案内メールが届く
解約後のデータ参照もできない
再契約したとき新規契約あつかいで、データを引き継げない
解約後の初年度キャンペーン一度解約した後に申し込んだ場合は対象外

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / 取得日:2026年8月21日

ここで注意したいのは期限のほうです。契約終了月の「前月末日」までなので、契約が終わる月に入ってから手続きしても間に合いません。案内メールは更新前に届くとされていますが、届いた時点で前月末日を過ぎていれば、その回の更新は止められないことになります。

そして、解約後のデータの扱いは、他社の条件と比べても書き方がはっきりしています。「解約したら使えなくなる」ではなく「参照もできない」、さらに「再契約しても引き継げない」と、二段構えで書かれています。1年分の帳簿を入れたあとで解約する場合、その入力そのものが手元に残らない前提で考える必要があります。控えを別の形で持っておきたい人は、解約の前に自分で書き出しておくかどうかを決めることになります。

マネーフォワード クラウド確定申告の場合|解約費用はないが、返金もない

収入を計算する様子

次に、マネーフォワード クラウド確定申告です。

項目公式ページの記載(2026年8月21日時点)
最低利用期間なし
解約費用なし
途中解約の返金なし
無料期間1ヶ月(1事業者につき1回)
無料期間の終了後有料プランへの自動移行なし
無料期間に入力したデータ引き継げる
支払い方法クレジットカードのみ(銀行引落や請求書払いは利用できない)

出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / 取得日:2026年8月21日

「解約費用なし・最低利用期間なし」は、やめること自体の障害が少ない条件です。一方で「途中解約の返金はなし」がセットになっているので、年払いで一括で払ったあとに途中でやめると、残りの月ぶんは戻りません。ここは後半で金額に直して確認します。

なお、無料期間について「入力したデータは引き継げる」と明記されているのは、あくまで無料から有料へ移るときの話です。解約後のデータをどう扱うかとは別の項目なので、混ぜて読まないほうが安全です。

2社を同じ項目で並べる

4つの項目に、両社の記載をそのまま入れます。

項目やよいの青色申告 オンラインマネーフォワード クラウド確定申告
解約後にデータを参照できるか参照もできない今回参照した料金ページでは確認できませんでした
再契約でデータを引き継げるか新規契約あつかいで引き継げない今回参照した料金ページでは確認できませんでした
最低利用期間今回参照した料金ページでは確認できませんでしたなし
解約費用今回参照した料金ページでは確認できませんでしたなし
途中解約の返金今回参照した料金ページでは確認できませんでしたなし
解約の期限契約終了月の前月末日まで今回参照した料金ページでは確認できませんでした
手続きの場所弥生のマイポータル(Web)今回参照した料金ページでは確認できませんでした

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / 取得日:いずれも2026年8月21日

この表で大事なのは、埋まっていないマスの読み方です。「確認できませんでした」は「そういう条件が存在しない」という意味ではありません。今回見た料金ページに書かれていなかった、というだけです。自分にとって決め手になる項目が空欄になっているなら、そこだけは申し込む前に問い合わせるか、公式のヘルプで確認する価値があります。

比較記事としての結論を一つだけ書くなら、やめたあとに何が残るかを気にする人ほど、料金表ではなく解約条件のページを先に開いたほうがいいということです。料金は毎月目に入りますが、解約条件は解約する日まで一度も目に入りません。

解約は、次の契約の料金にも効いてくる

やよいの青色申告 オンラインには、初年度の料金が変わるキャンペーンがあります。そしてその適用条件に「解約」が入っています。

項目公式ページの記載(2026年8月21日時点)
キャンペーンの期間2027年3月15日(月)までの申し込み分
適用条件有償プランを申し込み、かつ自動更新の決済方法として口座振替またはクレジットカードを登録すること
回数1事業者につき1回まで
対象外になる人無料プランの人(無料体験終了後など)、やよいの白色申告 オンラインで初年度無償を使った人、一度解約した後に申し込んだ人
更新前のキャンセル

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / 取得日:2026年8月21日

読みどころは対象外の欄です。一度解約すると、戻ってきたときに初年度の優遇は使えません。さらに、青色ではなく「やよいの白色申告 オンライン」のほうで初年度無償を使った場合も、青色のキャンペーンは対象外になります。白色で試してから青色に移る、という順番を考えている人は、ここが効きます。

つまり、やよいの青色申告 オンラインで解約すると、データが引き継げないことに加えて、再契約時の初年度料金も通常価格からになります。失うものが「データ」と「初年度の値引き」の2つある、という数え方になります。

無料で試す期間の扱いも、会社ごとに違う

オンラインで学ぶ様子

「まず無料で試して、合わなければやめる」を考えている場合、無料期間の終わり方も確認する項目です。ここも2社で書かれ方が違います。

項目やよいの青色申告 オンラインマネーフォワード クラウド確定申告
無料で使える期間最大2か月間、一部の機能を無料で試せる(無料体験プラン)1ヶ月(1事業者につき1回)
終了後の自動移行今回参照した料金ページでは確認できませんでした有料プランへの自動移行なし
入力データの引き継ぎ今回参照した料金ページでは確認できませんでした引き継げる
無料期間と料金の関係無料体験プランの契約期間を過ぎると、初年度キャンペーンは使えない今回参照した料金ページでは確認できませんでした

出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / 取得日:いずれも2026年8月21日

やよいの青色申告 オンラインの最後の行は、無料で試すことと初年度キャンペーンが両立しない場合がある、という条件です。無料体験プランの契約期間を過ぎてから有償プランに申し込むと、初年度の優遇は受けられないと公式に書かれています。2か月まるごと試してから決める、という進め方をすると、初年度は通常価格になる可能性があります。試す期間の長さだけを見て決められない部分です。

自分の場合の金額を出す

ここまでの条件を、実際の金額に当てはめます。まず両社の料金です。

プラン通常価格(年額・税抜)初年度キャンペーン適用時サポートの範囲
セルフプラン11,800円初年度無料WebFAQ
ベーシックプラン22,800円初年度無料+電話・メール・チャット(操作質問/電話は契約期間中10回まで)
トータルプラン39,600円初年度19,800円(次年度以降39,600円)+仕訳相談・経理業務相談・確定申告相談

やよいの青色申告 オンラインの料金です。金額はいずれも税抜(+税)。公式は「サポート内容に応じて3つのプランをご用意」「機能はすべて同じです」と表示していて、プランで変わるのはサポートの範囲だけです。出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/ / https://www.yayoi-kk.co.jp/products/price/ / 取得日:2026年8月21日

プラン月払い(税抜)年払い(税抜)年払いと月払いの年額差
パーソナルミニ1,280円/月900円/月(一括10,800円/年)4,560円
パーソナル1,680円/月1,280円/月(一括15,360円/年)4,800円
パーソナルプラス月払いの選択肢なし2,980円/月(一括35,760円/年)

マネーフォワード クラウド確定申告の料金です。年額差は、月払いを12か月ぶんにしたものと年払い一括の差です。ミニは1,280円×12=15,360円から10,800円を引いて4,560円、パーソナルは1,680円×12=20,160円から15,360円を引いて4,800円になります(公式も「年間4,560円お得」「年間4,800円お得」と表示しています)。パーソナルミニは消費税申告が利用できません。レシート撮影の上限はミニ15件/月、パーソナル30件/月、プラス100件/月で、超過分は1件20円(税抜)です。出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ / 取得日:2026年8月21日

途中でやめたときの金額を計算する

マネーフォワード クラウド確定申告は、途中解約の返金がありません。パーソナル(年払い一括15,360円)を申し込んで3か月で解約した場合、返ってくる金額はゼロなので、負担は15,360円のままです。15,360円を3で割ると、実質は月あたり5,120円を払った計算になります。同じプランを12か月使い切れば15,360円÷12=月あたり1,280円です。年払いの安さは「12か月使い切ること」とセットの安さだと分かります。

短く試すかどうか迷っている段階なら、月払い(パーソナルなら1,680円/月)を選ぶと、3か月で解約した場合の負担は1,680円×3=5,040円です。年払いで3か月の15,360円と比べると、差は10,320円になります。使い切る前提かどうかで、有利な払い方が入れ替わります。

解約とデータを合わせて考える場合

やよいの青色申告 オンラインでセルフプランを初年度キャンペーンで無料、2年目を通常価格で使うと、2年間の合計は0円+11,800円=11,800円(税抜)です。途中で解約して、あとで再契約すると、キャンペーンは対象外になるので初年度から11,800円(税抜)で、そのうえで前のデータは引き継げません。金額の差は11,800円ですが、失うものはそれだけではない、という数え方になります。

この整理が向く人・向かない人

この記事の並べ方が役に立つ人と、そうでない人を分けておきます。

  • 向く人:これから会計ソフトを選ぶ人。無料期間だけ使って判断しようとしている人。事業をたたむ可能性や、途中で乗り換える可能性を考えている人。
  • 向く人:白色から青色へ移ることを検討している人。初年度の優遇が1事業者につき1回である以上、順番が料金に効きます。
  • 向かない人:同じソフトを何年も使い続ける前提が固まっている人。この場合、解約条件の差はほとんど効かず、見るべきはサポート範囲と年額です。
  • 向かない人:すでに解約の手続き方法だけを知りたい人。手続きの入口は本文に書きましたが、画面の操作手順まではこの記事では扱っていません。公式のヘルプを見たほうが早いです。

また、ここで扱ったのは2社だけです。他社の解約条件は今回確認していないので、この記事の内容を業界全体の傾向として読まないようにしてください。条件は変わることがあるため、判断の直前には各社の公式サイトで最新の表示を確認してください。

運営者の体験メモ

動画編集の作業画面

ここから数行だけ、編集部ではなく運営者(さとり)個人の記録です。確定申告は青色でやっています。初めての確定申告でいちばん大変だったのは、1年分の帳簿を一気につけたことでした。期中にためてしまい、最後にまとめて入力することになったからです。あの入力が丸ごと参照できなくなる、という条件の重さは、実際に一度やってから読むと見え方が変わります。

もう一つ書いておくと、請求書は会計ソフトでは作っていません。スプレッドシートで金額を計算して、Canvaで作っています。デザインを細かく調整できるからです。作った請求書はフォルダにまとめて保存しています。つまり、記録がソフトの中とソフトの外に分かれている状態です。解約したときに手元に何が残るかは、この分かれ方でも変わります。

あわせて読みたい

まとめ|最初の質問への答え

「会計ソフトを解約したら、これまで入力したデータはどうなるのか」への答えです。

  • やよいの青色申告 オンライン:解約後は参照もできず、再契約しても新規契約あつかいでデータを引き継げません。解約の期限は契約終了月の前月末日までで、手続きは弥生のマイポータル(Web)から行います。
  • マネーフォワード クラウド確定申告:最低利用期間も解約費用もありませんが、途中解約の返金もありません。解約後のデータの扱いは、今回参照した料金ページでは確認できませんでした。
  • 解約は次の契約の料金にも効きます。やよいの青色申告 オンラインの初年度キャンペーンは1事業者につき1回までで、一度解約した後に申し込んだ場合は対象外です。
  • 年払いの安さは、使い切る前提の安さです。マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルを年払い一括15,360円で申し込んで3か月でやめると、月あたり5,120円を払った計算になります。

選ぶ段階でできることは、料金表の横に解約条件を並べておくことだけです。金額は毎月目に入りますが、解約条件はやめる日まで一度も目に入りません。ここに書いた数字と条件はすべて2026年8月21日に公式ページで確認したものなので、実際に申し込む前・解約する前には、各社の公式サイトで最新の表示をご確認ください。

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