会計ソフトは年払いにすると何円変わるか|プラン別の差額を並べた

会計ソフトは年払いにすると何円変わるか|プラン別の差額を並べた 確定申告・開業

[広告]この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載順や評価は、広告の有無や報酬額によって変えていません。金額はいずれも各社の公式表示です。

この記事が答える質問は、ひとつだけです。会計ソフトを年払いにすると、月払いと比べて1年で何円変わるのか。

書き手はAIフリーランスラボ編集部です。各社の公式料金ページに表示されている金額を、同じ項目に並べ直しただけの記事です。編集部としてどのソフトが優れているかという評価はしません。読んだ人が自分のプランに当てはめて、自分の場合の金額を出せる状態にすることが目的です。

先に結論を書きます。取得時点の公式表示で計算すると、年払いと月払いの年額の差は次のとおりでした。

  • freee会計 スターター:9,600円(年額21,360円と11,760円の差)
  • freee会計 スタンダード:12,000円(年額35,760円と23,760円の差)
  • マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ:4,560円
  • マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナル:4,800円

そしてもうひとつ、金額よりも先に知っておいたほうがよい事実があります。両社とも、上位のプランには月払いという選択肢がそもそもありません。「毎月払いながら様子を見る」ができるのは下位のプランだけで、上のプランを選んだ時点で、年額を一括で払う以外の道が無くなります。以下、根拠になる表を順に並べます。

freee会計の料金を、年払いと月払いで並べる

freee会計の個人事業主向けプランです。すべて税抜表示で、年払いの「月あたり」は公式が月額換算で表示している金額、「年額」はそれを12か月ぶんにした金額です。月払い側の年額は、月額に12を掛けた計算値です。

プラン年払い(月あたり)年払い(年額)月払い(月あたり)月払いを12か月続けた年額年額の差
スターター980円11,760円1,780円21,360円9,600円
スタンダード1,980円23,760円2,980円35,760円12,000円
プレミアム39,800円月払いの選択肢なし
入力おまかせ49,800円月払いの選択肢なし

出典:https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (2026年8月20日取得・すべて税抜)

計算の中身を書いておきます。スターターの差9,600円は、月払いの年額21,360円から年払いの年額11,760円を引いた値です。スタンダードの差12,000円は、35,760円から23,760円を引いた値です。公式ページはこの差を割引率としても表示していて、スターターに「約45%OFF」、スタンダードに「約33%OFF」と書かれています。

金額のインパクトとしては、スタンダードの12,000円のほうが大きくなります。ただし割合で見るとスターターのほうが大きい、という順番の入れ替わりが起きています。年額の絶対額で判断するのか、支払い総額に対する割合で判断するのかで、印象が変わる部分です。

マネーフォワード クラウド確定申告の料金を、年払いと月払いで並べる

同じ形で、マネーフォワード クラウド確定申告の個人向けプランを並べます。こちらも税抜表示です。

プラン年払い(月あたり)年払い(年額)月払い(月あたり)月払いを12か月続けた年額年額の差
パーソナルミニ900円10,800円1,280円15,360円4,560円
パーソナル1,280円15,360円1,680円20,160円4,800円
パーソナルプラス2,980円35,760円月払いの選択肢なし

出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ (2026年8月21日取得・すべて税抜)

差額の4,560円と4,800円は、公式ページが「年間4,560円お得」「年間4,800円お得」として自ら表示している金額です。編集部側で引き算した値と一致します。パーソナルの月払い年額20,160円は、月額1,680円に12を掛けた計算値です。

ここで注意したい点がひとつあります。パーソナルミニとパーソナルは、金額だけを見ると年払いで月あたり380円の差ですが、パーソナルミニでは消費税申告が利用できません。消費税申告(インボイス対応)が含まれるのはパーソナル以上です。課税事業者になっている場合、ここは金額で選べる項目ではなくなります。

2社の差額を並べると、桁がひとつ違う

オンラインで学ぶ様子

4つのプランの差額だけを取り出すと、次のようになります。

プラン年払いと月払いの年額の差
freee会計 スタンダード12,000円
freee会計 スターター9,600円
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナル4,800円
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ4,560円

出典:https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (2026年8月20日取得)/https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ (2026年8月21日取得)

freee会計の2プランは、支払い方法を変えるだけで1万円前後動きます。マネーフォワード クラウド確定申告の2プランは、5千円弱です。同じ「年払いにすると安くなる」でも、動く金額の大きさは会社ごとに違います。

ただし、この表を「どちらの会社が安いか」の表として読まないでください。プラン名も、そこに含まれる機能も、2社で一致していません。並べているのは「同じ会社の中で、支払い方法を変えたときに動く金額」であって、他社との比較ではありません。同じ機能で揃えた金額の比較は、この記事では行っていません。

上位プランには、そもそも月払いという選択肢が無い

差額よりも先に確認しておいたほうがよいのが、ここです。取得時点の公式料金ページで、月払いの選択肢が用意されていなかったのは次のプランです。

  • freee会計 プレミアム(年額39,800円・税抜)
  • freee会計 入力おまかせ(年額49,800円・税抜)
  • マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルプラス(年額35,760円・税抜/電話サポート付き)

この3つは年払いのみの表示でした。つまり「年払いにすると何円お得か」という問いが、そもそも成立しません。選んだ時点で年額一括です。

これは、支払い方法を先に決めてからプランを選ぶ人にとっては順番が逆になる部分です。「月払いで始めて、慣れたら年払いに変えよう」と考えていても、必要な機能が上位プランにあれば、その計画は最初から使えません。金額を比べる前に、自分が必要とするプランに月払いが存在するかどうかを見ておくと、後戻りが減ります。

何か月使えば、年払いのほうが安くなるか

年払いの弱点は、途中でやめても払い戻される前提が無いことです。逆に言えば、「使い続ける月数が短いなら月払いのほうが総額は少ない」という場面が存在します。そこで、月払いの累計額が年払いの年額を超えるのが何か月目かを計算しました。

プラン年払いの年額月払いの月額月払いの累計が年払いを超える月
freee会計 スターター11,760円1,780円7か月目(6か月で10,680円、7か月で12,460円)
freee会計 スタンダード23,760円2,980円8か月目(7か月で20,860円、8か月で23,840円)
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ10,800円1,280円9か月目(8か月で10,240円、9か月で11,520円)
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナル15,360円1,680円10か月目(9か月で15,120円、10か月で16,800円)

出典(元になる金額):https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (2026年8月20日取得)/https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ (2026年8月21日取得)。表内の累計額は、公式表示の月額に月数を掛けた計算値です。

読み方としては、こうなります。freee会計スターターなら、使う期間が6か月以内で終わるなら月払いの総額のほうが少なく、7か月目に入った時点で年払いの年額を追い越します。マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルは、9か月までは月払いのほうが総額が少なく、10か月目で逆転します。

この計算が意味を持つのは、たとえば「今年だけ申告が必要で、来年は使うか分からない」「開業したばかりで、事業を続ける確信がまだ持てない」といった場合です。逆に、事業を数年続ける前提があるなら、月数を数える意味はほとんど無くなります。

なお、マネーフォワード クラウド確定申告については、公式FAQに最低利用期間も解約費用も無いが、途中解約による返金もないと書かれています。月払いを途中でやめる場合と、年払いを途中でやめる場合で、戻ってくる金額の扱いが変わらない点は、判断材料として押さえておく価値があります。

金額のほかに、料金ページに書かれていた条件

収入を計算する様子

支払い方法を決めるときに効いてくる条件を、会社ごとに書き出します。両社で同じ項目が揃っていないため、あえて同じ表には並べていません。片方に「ー」を置くと、確認できていないだけの項目が「存在しない」と読めてしまうためです。

freee会計の料金ページに書かれていたこと

  • 無料で始められる旨の表示があります。ただし、無料で使える日数の記載は料金ページにはありませんでした。
  • 入力おまかせ(年額49,800円・税抜)は、基本料金に1か月あたり60件の処理を含み、61件目からは1件70円(税別)の従量課金になります。取引件数が多い場合、年額だけでは総額が決まりません。

出典:https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/ (2026年8月20日取得)

マネーフォワード クラウド確定申告の料金ページに書かれていたこと

  • 無料期間は1か月で、1事業者につき1回です。有料プランへの自動移行はなく、入力したデータは引き継げます。
  • 最低利用期間と解約費用はありません。ただし途中解約の返金もありません。
  • 支払い方法はクレジットカードのみです。公式FAQに「銀行引落や請求書払いはご利用いただけません」と書かれています。
  • レシート撮影の上限は、パーソナルミニが月15件、パーソナルが月30件、パーソナルプラスが月100件です。超過分は1件20円(税抜)で、パーソナルミニは16件以上を使う場合にプラン変更が必要になります。

出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ (2026年8月21日取得)

支払い方法がクレジットカードのみという条件は、年払いか月払いかという話とは別の軸ですが、選べる・選べないを分ける条件としては同じくらい重い項目です。事業用の引き落とし口座で固定費をまとめたい場合、ここで選択肢が絞られます。

また、freee会計の入力おまかせとマネーフォワード クラウド確定申告のレシート撮影は、どちらも「上限を超えると1件いくら」という形ですが、数えている対象が違います(前者は処理件数、後者はレシート撮影の枚数)。金額の形が似ているだけで、同じ条件ではありません。

自分の場合の金額を出す順番

ここまでの表を使って、自分の年間費用を出す手順をまとめます。

  1. 必要な機能から、使うプランを先に決めます。消費税申告が必要かどうかは、この段階で確定させてください。マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルミニでは消費税申告が利用できません。
  2. そのプランに月払いがあるかを確認します。freee会計のプレミアム・入力おまかせ、マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルプラスには、月払いの選択肢がありません。
  3. 月払いがある場合は、使う予定の月数を出します。前掲の表の「逆転する月」より短ければ月払いの総額のほうが少なく、長ければ年払いのほうが少なくなります。
  4. 従量課金が発生しそうかを確認します。freee会計の入力おまかせは月60件超、マネーフォワード クラウド確定申告はプランごとのレシート撮影上限超で、年額に上乗せが発生します。
  5. 支払い手段が使えるかを確認します。マネーフォワード クラウド確定申告はクレジットカードのみです。

この順番で見ると、差額の9,600円や4,800円は、実は判断の最後のほうに来る数字だと分かります。先に決まるのはプランと機能で、支払い方法はその後です。

この記事の見方が向く人・向かない人

向くのは、これから会計ソフトを契約する人で、機能ではなく支払い方法で迷っている人です。プランがすでに決まっていて、あとは年払いか月払いかだけ、という状態なら、前掲の差額表と逆転月の表がそのまま使えます。

向かないのは、次のような場合です。

  • まだ使うソフト自体を決めていない人。この記事は同じ会社の中での支払い方法の差だけを扱っていて、2社のどちらが安いかは扱っていません。プラン名も含まれる機能も一致していないため、この記事の数字で会社を選ぶことはできません。
  • すでに契約していて、解約やプラン変更の手順を調べている人。この記事には手順の情報はありません。契約中のサービスのヘルプページを見たほうが早く終わります。
  • 取引件数が多く、従量課金の側が総額を左右する人。基本料金の差より、超過分の積み上がりのほうが金額を動かす可能性があります。

ここに書いた金額と条件は、いずれも2026年8月20日および8月21日時点で各社の公式料金ページに表示されていた内容です。料金やプランの構成は変わることがありますので、申し込みの前に、必ず各社の公式サイトで最新の表示をご確認ください。この記事の数字を確定値として扱わないようお願いします。

運営者の体験メモ

動画編集の作業画面

ここから数段落だけ、編集部ではなく運営者のさとり本人が、一人称で書きます。私が確定申告に使っているのは freee で、申告は青色です。

初めての確定申告でいちばん大変だったのは、1年分の帳簿を一気につけたことでした。期中にためてしまって、最後にまとめて入力することになったからです。ソフトの料金の話をしておいてなんですが、私の場合、つらかったのは金額ではなく、後回しにした自分の側でした。

費用の重さを感じなかったかというと、そうでもありません。独立してから半年くらいは無収入で、そのあとの半年も収入は一桁万円台でした。その時期はアルバイトをしながら食いつないでいたので、固定費をひとつ増やすかどうかは、金額の大小だけで決めた覚えがありません。

なお、請求書は freee では作っていません。スプレッドシートで金額を計算して、Canva で作っています。デザインを細かく調整できるからで、ここは特に詰まったところがないまま、今もその形のままです。

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まとめ

最初の質問に答えます。会計ソフトを年払いにすると、月払いと比べて1年で何円変わるか。取得時点の公式表示では、freee会計がスターターで9,600円、スタンダードで12,000円。マネーフォワード クラウド確定申告がパーソナルミニで4,560円、パーソナルで4,800円でした。いずれも税抜で、月払いの月額を12か月ぶんにした年額から、年払いの年額を引いた値です。

そして、この記事でいちばん伝えたかったのは差額そのものではありません。freee会計のプレミアムと入力おまかせ、マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルプラスには、月払いという選択肢が用意されていないという点です。差額を比べられるのは下位プランだけで、上位プランを選んだ時点で年額一括に決まります。

使う期間が1年に満たない可能性があるなら、逆転月の表が判断材料になります。freee会計スターターは7か月目、スタンダードは8か月目、マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルミニは9か月目、パーソナルは10か月目に、月払いの累計が年払いの年額を追い越します。

これから開業して初めて会計ソフトを契約する場合は、支払い方法を先に決めるより、無料で試せる範囲を使って自分の取引件数と必要な機能を確かめ、そのうえでプランと支払い方法を決める順番のほうが、後戻りが少なく済みます。freee会計の各プランの料金と無料で始める場合の条件は、公式サイトで確認できます。

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