動画編集の副業は稼げない?初報酬1ヶ月・2ヶ月で失注した話

動画編集の副業は稼げない?初報酬1ヶ月・2ヶ月で失注した話 副業

「動画編集の副業は稼げない」と検索する人は、たぶん二種類います。始める前に不安な人と、始めたけれど思ったより伸びない人です。

私はどちらの気持ちも分かります。初めての報酬までは1ヶ月でした。でもその案件は2ヶ月で終わり、そこから続きませんでした。

この記事では、うまくいかなかった側の話を正直に書きます。稼げると煽るつもりも、無理だと諦めさせるつもりもありません。実際に何が起きたのかを知ってもらうほうが、判断の材料になると思うからです。

  1. 結論:取ることより、取り続けることが難しい
  2. 私に何が起きたか
    1. 1ヶ月目:初報酬
    2. 3ヶ月目:契約終了
    3. その後:別の仕事に移った
  3. 「稼げない」と言われる本当の理由
    1. 理由1:最初の単価が低く、続く前に心が折れる
    2. 理由2:案件が途切れる前提で動いていない
    3. 理由3:編集スキルを上げれば解決すると思ってしまう
    4. 理由4:単価の上げ方を知らないまま続ける
  4. 単価の現実:どのくらいの金額なのか
    1. 未経験のうちは1本数千円から
    2. 単価が上がるのは実績がついてから
    3. 単価を上げる動きを意識的にする
  5. 続けている人と、やめた人の違い
    1. 差1:受注中も営業を止めなかったか
    2. 差2:継続案件を意識していたか
    3. 差3:分野を広げたか
    4. 差4:止まったときに人に相談したか
  6. 3ヶ月で確かめるべき数字
  7. それでも動画編集から始める価値はあるか
  8. これから始める人へ:私がやり直すなら
    1. 受注中も営業を止めない
    2. 継続案件を優先して探す
    3. 相談できる相手を確保する
    4. 「稼げるかどうか」を数字で早めに確かめる
  9. 「稼げる」と書かれた情報の見分け方
    1. 金額だけが強調されているものは疑う
    2. 失敗談が一切ないものは疑う
    3. 「誰でも」「簡単に」が付いているものは疑う
  10. 向いている人・向いていない人
    1. 向いている人
    2. 向いていない人
  11. やめるかどうか迷っている人へ
  12. よくある質問
  13. もし今から3ヶ月やり直すなら
    1. 1ヶ月目:操作を覚えて、応募まで到達する
    2. 2ヶ月目:提案文を直しながら送り続ける
    3. 3ヶ月目:受注しながら、次の提案も出す
    4. 3ヶ月後に数字で判断する
  14. まとめ
  15. あわせて読みたい

結論:取ることより、取り続けることが難しい

先に結論を書きます。動画編集の副業がうまくいかない理由の多くは、編集スキルではなく、案件が途切れたときに手が止まることにあります。

実際、私の1件目は比較的あっさり決まりました。ソフトの腕が特別だったわけではありません。提案文を直したら通っただけです。

問題はその後でした。2ヶ月で契約が終わり、またゼロから提案を送り直す状態に戻ります。この「振り出しに戻る」感覚が想像以上にきつく、私はそこで失速しました。

私に何が起きたか

1ヶ月目:初報酬

スクールで学んだ営業のやり方を使って、クラウドソーシングで提案を送りました。最初は返事が来ませんでしたが、同期に提案文を見てもらって直したところ、通りました。

金額としては大きくありません。それでも「自分で仕事を取れた」という事実は、当時の私にとって十分な手応えでした。

3ヶ月目:契約終了

その案件は2ヶ月で終わりました。理由は自分の力不足というより、先方の企画自体が終わったからです。動画編集の案件には、こういう終わり方がよくあります。

ここで気づいたのは、1件取れても収入は安定しないということでした。継続案件でなければ、終わるたびに営業からやり直しになります。

その後:別の仕事に移った

私は現在、SNS運用代行とサイト制作を主軸にしています。動画編集を続けている同期のほうが、今は私より稼いでいます。スクールの講師になった人もいます。

同じ場所で同じ時期に始めて、この差です。スクールの良し悪しでも、才能でもありません。途切れたときに手を止めたかどうか、それだけだったと思っています。

「稼げない」と言われる本当の理由

自分の経験と、周りを見て分かったことを整理します。

理由1:最初の単価が低く、続く前に心が折れる

未経験のうちは1本あたり数千円という案件が中心です。作業時間で割ると、時給としてはかなり低くなります。

ここを「実績を作る期間」と割り切れるかどうかが最初の分岐点です。割に合わないと感じた時点でやめてしまう人が多いのは、無理もないと思います。

理由2:案件が途切れる前提で動いていない

これが私の失敗でした。1件取れた時点で、営業を止めてしまったんです。

目の前の作業に集中していると、次を探す余裕がなくなります。そして契約が終わった瞬間に収入がゼロになる。受注中こそ次の提案を出しておくべきでした。

理由3:編集スキルを上げれば解決すると思ってしまう

案件が取れないと、多くの人が「もっと上手くならなければ」と考えます。私もそうでした。

でも実際に効いたのは、提案文の書き方を変えたことでした。エフェクトの技術ではありません。稼げない原因を編集スキルに求めている限り、たぶん解決しません。

理由4:単価の上げ方を知らないまま続ける

安い案件をこなし続けても、忙しくなるだけで収入は伸びません。実績ができた時点で単価を上げるか、継続案件に切り替えるかを意識しないと、消耗していきます。

単価の現実:どのくらいの金額なのか

提案文を書く様子

「稼げない」と言われる背景には、単価への誤解もあると思います。実際の感覚を書いておきます。

未経験のうちは1本数千円から

クラウドソーシングの未経験向け案件は、1本あたり数千円から始まることが多いです。10分程度の解説動画の編集で、作業時間は慣れないうちは数時間かかります。

時給に直すと、正直に言って割に合いません。ここで「思っていたのと違う」と感じてやめる人が多いのは、当然だと思います。

単価が上がるのは実績がついてから

この金額がずっと続くわけではありません。実績が数本たまると、応募できる案件の層が変わります。継続案件になれば1本あたりの効率も上がります。

問題は、その層に上がる前に消耗してやめてしまうことです。安い案件を延々とこなし続けると、忙しいのに収入が伸びない状態になります。

単価を上げる動きを意識的にする

実績ができたら、次のどれかを意識的にやる必要があります。

  • 応募する案件の単価帯を上げる
  • 今の取引先に、継続や単価の相談をする
  • できる作業の範囲を広げる(サムネイル制作、構成の提案など)

黙って同じ単価で作り続けても、勝手には上がりません。ここを動かさなかったのも、私の反省点のひとつです。

続けている人と、やめた人の違い

同じスクールで同じ時期に始めた仲間を見ていて、はっきり差が出た部分があります。

差1:受注中も営業を止めなかったか

続けている人は、案件をこなしながら次の提案も出していました。私は目の前の作業に集中してしまい、営業を止めていました。だから終わった瞬間にゼロに戻りました。

差2:継続案件を意識していたか

単発を数多く取るより、継続してくれる取引先を1つ作るほうが安定します。続けている人は、提案の段階から継続の可能性を確認していました。

差3:分野を広げたか

今も動画編集で活躍している人は、編集だけで止まっていません。撮影まで請けるようになった人、スクールの講師になった人、SNS運用まで含めて提案する人。やれる範囲を広げた人ほど、仕事が途切れにくくなっています。

差4:止まったときに人に相談したか

私が提案文を直せたのは、同期に読んでもらったからでした。一人で抱え込むと、原因が分からないまま時間だけが過ぎます。続いている人ほど、周りとやり取りを続けている印象があります。

3ヶ月で確かめるべき数字

「稼げるかどうか」を感覚で悩むと長引きます。次の数字を記録してください。

数字止まっている場所直すところ
提案しても返信が来ない入口提案文の1行目・応募先の層・プロフィール
返信は来るが受注しない信頼作業手順の具体性・納期・作例
受注はするが単価が低い案件選び応募する層を上げる・作業範囲を広げる
1件で終わる継続受注中の営業・継続の打診

どこで止まっているかが分かれば、直す場所は1つに絞れます。「稼げない」とひとまとめにして悩むのが、一番もったいない状態です。

それでも動画編集から始める価値はあるか

ここまで否定的な話が続きましたが、私は始めたこと自体は良かったと思っています。

理由は3つあります。

  • 短期間で「自分で仕事を取る」経験ができた——これは今の仕事にそのまま活きています
  • 提案と受注の型を覚えられた——分野が変わっても使い回せます
  • 手を動かす習慣がついた——机上で悩む時間が減りました

動画編集そのもので稼ぎ続けている人もいますし、私のように別の分野へ移る人もいます。入口として使う分には、悪い選択ではありません。

これから始める人へ:私がやり直すなら

受注中も営業を止めない

一番の反省点です。1件受けている間に、次の提案を出しておく。これだけで「振り出しに戻る」感覚をかなり減らせます。

継続案件を優先して探す

単発の案件をいくつこなしても安定しません。月に何本という形の継続案件を1つ持つほうが、単発を5本取るより楽です。提案の段階で継続の可能性を聞いておくといいと思います。

相談できる相手を確保する

私が提案文を直せたのは、見てくれる人がいたからです。自分の提案文の弱点は自分では見えません。一人でやるほど、原因の分からない停滞が長引きます。

「稼げるかどうか」を数字で早めに確かめる

3ヶ月やってみて、応募数・返信率・受注数を数えてみてください。返信が来ないのか、受注に至らないのか、単価が低いのかで、直す場所がまったく違います。感覚で悩むより早く前に進めます。

「稼げる」と書かれた情報の見分け方

収入を計算する様子

この分野には、実態より景気のいい情報が多く出回っています。判断の材料になる見方を書いておきます。

金額だけが強調されているものは疑う

「月◯十万円」という数字が前面に出ていて、そこに至るまでの期間や案件数が書かれていない情報は、参考になりません。

同じ金額でも、週に何本こなした結果なのかで意味がまったく変わります。作業量が書かれていない収入額は、判断材料になりません。

失敗談が一切ないものは疑う

実際にやっていれば、うまくいかなかった時期が必ずあります。順調な話しか書かれていないなら、実体験ではない可能性があります。

私自身、初報酬までは1ヶ月と早かったですが、その案件は2ヶ月で終わりました。こういう部分が書かれているかどうかは、ひとつの目安になります。

「誰でも」「簡単に」が付いているものは疑う

同じスクールで同じ時期に始めた仲間でも、結果はばらばらでした。誰でも同じ結果になる、ということはまずありません。

向いている人・向いていない人

ここまでの内容をふまえて、正直に整理します。

向いている人

  • 細かい作業を淡々と続けられる人——編集作業の大半は地味な反復です
  • 指示どおりに作ることを苦にしない人——自分の作風より、依頼者の意図が優先されます
  • 断られても引きずらない人——提案は通らないほうが普通です
  • 低単価の時期を実績づくりと割り切れる人

向いていない人

  • すぐに大きな収入を求めている人——初期の単価では届きません
  • 自分の作品を作りたい人——受注作業は基本的に相手のものを作ります
  • 営業を一切したくない人——ただし、これは仕組みで回避できます

最後の項目については、私自身が営業を苦手としたまま続けているので、やり方を変えれば解決できる部分だと思っています。売り込みに行くのではなく、発信して見つけてもらう形に切り替えました。

やめるかどうか迷っている人へ

いま続けるか迷っている段階なら、判断の前にひとつだけ確認してください。

止まっている原因が「編集スキル」だと思い込んでいませんか。

私の場合、原因は提案文でした。腕が上がったから受注できたのではなく、文面を直したから通りました。原因を取り違えたまま「向いていない」と判断するのが、一番もったいないです。

そのうえで、やめる判断も間違いではありません。私も動画編集を主軸にはしていません。ただ、始めたことで得た「自分で仕事を取る」経験は、分野を変えてもそのまま使えています。

よくある質問

Q. 今から始めても遅くないですか?
A. 案件の数自体は今もあります。ただ、参入する人も多い分野なので、提案の質で差がつきます。早いか遅いかより、続ける形を作れるかのほうが影響が大きいです。

Q. スクールに行けば稼げますか?
A. 私は6ヶ月・約70万円のスクールに通いましたが、卒業しただけでは稼げませんでした。環境として使う分には価値がありましたが、通えば稼げるという性質のものではありません。

Q. どのくらいの期間でやめるか判断すべきですか?
A. 期間で切るより、数字で見るほうがいいと思います。応募を続けて返信率が上がらないなら、提案の中身に原因があります。そこを直さずに期間だけ延ばしても結果は変わりません。

もし今から3ヶ月やり直すなら

オンラインで学ぶ様子

具体的な行動に落として書きます。私が同じ状況からやり直すなら、この順番で進めます。

1ヶ月目:操作を覚えて、応募まで到達する

操作の習得に時間をかけません。カット、テロップ、BGM、書き出し。この4つができたら作例を1本作って、すぐ応募を始めます。

「もっと上手くなってから」と思っている時間が、一番の無駄でした。

2ヶ月目:提案文を直しながら送り続ける

返信が来ないなら、数を増やすのではなく文面を直します。必ず誰かに読んでもらいます。ここを一人でやったせいで、私は無駄に時間を使いました。

同時に、応募している案件の層が高すぎないかも確認します。実績ゼロで企業案件に応募しても通りません。

3ヶ月目:受注しながら、次の提案も出す

ここが最大の変更点です。1件受注しても営業を止めません。作業をこなしながら、並行して次の提案を出し続けます。

そして納品のときに「継続の可能性はありますか」と必ず聞きます。この一言を言わなかったせいで、私は2ヶ月で振り出しに戻りました。

3ヶ月後に数字で判断する

提案数、返信数、受注数、金額を並べて見ます。感覚ではなく数字で、どこが詰まっているかを特定します。そのうえで続けるか、別の分野に移るかを決めます。

私はこの判断を感覚でやってしまい、「向いていないのかもしれない」と曖昧なまま失速しました。数字を見ていれば、直すべき場所はもっと早く分かったはずです。

稼げるかどうかを費用の側から考えるなら「動画編集スクールの費用相場と、元を取るための考え方|70万円は「何本ぶん」だったのか」も参考になると思います。払った金額を何本ぶんの仕事で取り返すことになるのかを、実際の単価から計算しました。

まとめ

動画編集の副業が「稼げない」と言われる理由は、こう整理できます。

  • 最初の単価が低く、実績を作る期間で折れる
  • 案件が途切れる前提で動いていない(私の失敗はここ)
  • 原因を編集スキルに求めてしまい、提案文を直さない
  • 単価を上げる動きをしないまま消耗する

私は途中で別の分野に移りましたが、それを失敗だとは思っていません。ただ、もし続けたかったなら、受注中に次の営業を止めなかったはずです。

これから始める人には、この一点だけでも先に伝えておきたいと思って書きました。

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