クラウドワークスとランサーズの違い|未経験はどちらを使うべきか

クラウドワークスとランサーズの違い|未経験はどちらを使うべきか クラウドソーシング

[広告]この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載順や評価は、広告の有無や報酬額によって変えていません。金額はいずれも各社の公式表示です。

クラウドソーシングを始めるとき、多くの人がまず迷うのが「クラウドワークスとランサーズ、どちらに登録すればいいのか」です。この記事では、そのうちお金の面にしぼって答えます。問いは1つで、未経験の人が同じ金額の仕事を受けたとき、手元に多く残るのはどちらかです。

先に結論を書きます。1件あたりの契約金額が小さいうちはランサーズのほうが手数料は少なく、税抜で15万円台の半ばを超えるとクラウドワークスのほうが少なくなります。タスク形式の仕事はいつでもランサーズのほうが料率は低めです。振込手数料だけを見ると、2026年9月時点ではクラウドワークスのほうが安くなっています。

書き手はAIフリーランスラボ編集部です。両社が公式に出している料金や条件を同じ項目にそろえて並べ、読む人が自分の契約金額を当てはめて計算できるようにしています。載せている数字はすべて公式ページから取ったもので、取得日も書いています。

先に結論:どちらが得かは金額帯で入れ替わる

両社の手数料は、しくみの形が違います。

  • クラウドワークス(プロジェクト形式):契約金額が大きくなるほど、上乗せ部分にかかる料率が20%、10%、5%と下がる段階制
  • ランサーズ:契約金額(税込)の16.5%。公式ページに金額による段階の記載はない

このため、10万円以下の部分だけで見るとクラウドワークスの20%はランサーズの16.5%より3.5ポイント(20−16.5)高くなります。一方で契約金額が大きくなると、クラウドワークスは料率の下がる部分が増えていき、どこかで逆転します。後で計算しますが、その境目は税抜の契約金額で153,846円あたりです。

未経験のうちは、1件あたり数万円までの仕事から始める人が多いはずです。その金額帯であれば、手数料はランサーズのほうが少なく済みます。ただし振込手数料・出金条件・支払いサイトはそれぞれ違うので、以下で項目ごとに並べます。

比べる前に:この記事の前提

比較をそろえるために、次の前提で書いています。

  • 比べるのは受注する側(ワーカー・ランサー)が負担する費用です。ランサーズでは発注する側(クライアント)にも別に契約金額(税込)の5.5%がかかりますが、受け取る側の手取りを減らす費用ではないため、計算には入れていません。クラウドワークスの発注側の手数料は、この記事では確認していません。
  • クラウドワークスの段階制は、1件の契約金額にそのまま当てはめて計算しています。同じクライアントとの複数の契約の扱いなど、細かい条件は公式ページでご確認ください。
  • 数字は取得日時点のものです。手数料や振込手数料は改定されることがあり、ランサーズの振込手数料は実際に改定が予定されています(後述)。最新の料金・条件は、必ず各社の公式サイトでご確認ください。

受注側のシステム手数料のしくみ

提案文を書く様子

クラウドワークス:料率は金額の「部分」ごとにかかる

クラウドワークスのプロジェクト形式では、システム利用料が次のように決まっています。

  • 契約金額のうち10万円以下の部分:20%
  • 10万円超20万円以下の部分:10%
  • 20万円超の部分:5%

勘違いしやすいのは、契約金額が20万円を超えたら全体に5%がかかるわけではないという点です。所得税の累進課税と同じで、金額を区切った「部分」ごとに違う料率がかかります。たとえば税抜30万円の契約なら、最初の10万円に20%、次の10万円に10%、残りの10万円に5%がかかります。

料率は税抜の金額にかかり、システム利用料そのものにも消費税が加わります。公式が示している受け取り金額の式は次のとおりです。

受け取り金額 =(契約金額+消費税)−(システム利用料+消費税)

タスク形式は金額にかかわらず一律20%です。時間単価制は1週を1つの単位として計算すると書かれています。

ランサーズ:契約金額(税込)の16.5%

ランサーズの受注側のシステム手数料は、契約金額(税込)の16.5%です。対象はプロジェクト、コンペ、タスク、時間報酬、月額報酬、パッケージのすべての方式で、公式ページには金額による段階の記載がありません。

ここで「段階がない」と書いているのは、公式のページに段階の記載が見当たらないという意味です。一律であると公式が明言しているわけではない点にご注意ください。

税抜の契約金額ごとに計算すると

クラウドワークスは税抜の金額に料率をかけ、その手数料に消費税を足します。ランサーズは税込の金額に16.5%をかけます。税込の金額に16.5%をかけるのは、税抜の金額に16.5%をかけてから消費税の分を足すのと同じ結果になります。つまりどちらも、手数料の側には同じ割合の消費税が乗る形です。

そこでこの表では、消費税を乗せる前の金額(税抜の契約金額×料率)で両社を並べます。どちらにも同じ割合で消費税が乗るので、この金額で比べても大小は変わりません。

税抜の契約金額クラウドワークスの利用料(税抜)クラウドワークスの実質料率ランサーズの手数料(税抜換算)少ないほう
10,000円2,000円20%1,650円ランサーズが350円少ない
30,000円6,000円20%4,950円ランサーズが1,050円少ない
50,000円10,000円20%8,250円ランサーズが1,750円少ない
100,000円20,000円20%16,500円ランサーズが3,500円少ない
150,000円25,000円約16.7%24,750円ランサーズが250円少ない
200,000円30,000円15%33,000円クラウドワークスが3,000円少ない
300,000円35,000円約11.7%49,500円クラウドワークスが14,500円少ない
500,000円45,000円9%82,500円クラウドワークスが37,500円少ない

出典:クラウドワークス https://crowdworks.jp/pages/guides/employee/fee / ランサーズ https://www.lancers.jp/faq/A1034/936 (いずれも取得日2026-09-11)。計算は編集部。実際に差し引かれる額は、上の金額にそれぞれ消費税が加わります。

クラウドワークスの欄の計算の内訳は、次のとおりです。

  • 150,000円:100,000円×20%(20,000円)+50,000円×10%(5,000円)=25,000円
  • 200,000円:100,000円×20%(20,000円)+100,000円×10%(10,000円)=30,000円
  • 300,000円:20,000円+10,000円+100,000円×5%(5,000円)=35,000円
  • 500,000円:20,000円+10,000円+300,000円×5%(15,000円)=45,000円

境目は税抜153,846円あたり

10万円を超えて20万円以下の範囲では、クラウドワークスの利用料は「20,000円+(契約金額−100,000円)×10%」、式を整えると「10,000円+契約金額×10%」になります。ランサーズは「契約金額×16.5%」です。

この2つが等しくなるのは、10,000円=契約金額×6.5%(16.5%−10%)のときで、契約金額は10,000÷0.065=約153,846円です。1件の契約がこれより小さければランサーズ、大きければクラウドワークスのほうが手数料は少なくなります。

手取りの割合でいうと

公式の受け取り金額の式に当てはめると、クラウドワークスで10万円以下の部分に残るのは、税込の金額のちょうど80%です(手数料にも同じ割合の消費税が乗るため)。ランサーズでシステム手数料だけを引いた場合、残るのは税込の契約金額の83.5%(100%−16.5%)です。未経験のうちに多い数万円の案件では、この3.5ポイントの差がそのまま手取りの差になります。

タスク形式の場合

アンケートや短い作業などのタスク形式では、クラウドワークスは金額にかかわらず20%、ランサーズは16.5%です。タスク形式には段階制がないので、どの金額でもランサーズのほうが料率は3.5ポイント低いことになります。

振込手数料・最低出金額・支払いサイト

手数料のほかに、報酬を銀行口座へ移すときの条件も違います。

項目クラウドワークスランサーズ
振込手数料(楽天銀行)100円(税込)220円(税込)
振込手数料(三井住友銀行)500円(税込)220円(税込)
振込手数料(その他の金融機関)500円(税込)550円(税込)
最低出金額随時出金方式は1,000円以上口座残高の合計が1,000円を超えていること
支払いサイト15日締め当月末払い/月末締め翌月15日払いから選択15日締め当月末払い/月末締め翌月15日払いから選択
登録料・月額費用なし無料

出典:クラウドワークス https://crowdworks.jp/pages/guides/employee/fee (取得日2026-09-11)、https://crowdworks-help.zendesk.com/hc/ja/articles/5006050557982 、https://crowdworks.jp/pages/guides/employee/index (取得日2026-09-05)/ランサーズ https://info.lancers.jp/34700 、https://www.lancers.jp/faq/l1019/117 、https://www.lancers.jp/faq/A1010/19 (取得日2026-09-05)。三井住友銀行はクラウドワークスでは「その他の金融機関」に含めて表記しています。

ランサーズの振込手数料は改定が続いている

ランサーズの振込手数料は、2026年8月31日振込分から上の額に改定されました。それ以前は楽天銀行110円、三井住友銀行550円でした。さらに2027年1月29日振込分からは、楽天銀行550円、三井住友銀行220円に再改定される予定だと公式が書いています。受け取り口座を楽天銀行にするかどうかで、年間の振込手数料が変わってきます。

月に1回出金して1年続けると、振込手数料は次のようになります(12回分)。

  • クラウドワークス:楽天銀行なら1,200円(100円×12)、その他の金融機関なら6,000円(500円×12)
  • ランサーズ(取得日時点の額が1年続いたと仮定):楽天銀行・三井住友銀行なら2,640円(220円×12)、その他の銀行なら6,600円(550円×12)

出金の条件の細かい違い

クラウドワークスには出金方式が3種類あります(随時出金方式、50,000円以上出金方式、キャリーオーバー方式)。随時出金方式は1,000円以上、50,000円以上出金方式は50,000円以上から出金できます。このほかに、通常の振込より早く出金できるクイック出金(530円以上)もあり、こちらは別に利用料がかかります。

ランサーズで出金するには、残高の合計が1,000円を超えていることに加えて、本人確認が済んでいること、振込先口座を設定していること、出金方式を自動出金方式にしていることが条件です。登録したらすぐに受け取れるわけではないので、最初の報酬が入る前に本人確認と口座設定を済ませておくと安心です。

支払いサイトは、両社とも「15日締め当月末払い」か「月末締め翌月15日払い」から選ぶ形で、ここに差はありません。ランサーズは支払日が土日祝日などにあたる場合は前営業日と書かれています。

振込手数料まで入れた1か月の例

税抜3万円の契約を1件受けて、その他の金融機関へ1回出金した月で比べます。

  • クラウドワークス:システム利用料6,000円(+消費税)、振込手数料500円
  • ランサーズ:システム手数料4,950円(税抜換算、+消費税相当)、振込手数料550円

システム手数料の差は消費税を乗せる前で1,050円、振込手数料の差は50円です。この金額帯では、振込手数料の差より手数料の差のほうがずっと大きく、合計ではランサーズのほうが多く残ります。

仮払いと登録費用

収入を計算する様子

未経験の人がいちばん気にするのは「作業したのに払われなかったらどうするか」だと思います。両社とも、報酬を先に預かる仮払いのしくみがあります。

クラウドワークスの仮払い

クライアントが業務開始前に仮払いし、検収が終わった後にワーカーへ支払われます。形式ごとの流れは次のとおりです。

  • プロジェクト形式(固定報酬):契約成立時に仮払い、納品の検収で確定
  • プロジェクト形式(時間単価):1週間分を仮払い、翌週金曜に確定
  • コンペ形式:募集開始時に仮払い、納品後1週間で確定
  • タスク形式:募集開始時に仮払い、承認時に確定

出典:https://crowdworks-help.zendesk.com/hc/ja/articles/5006066251550 (取得日2026-09-05)

ランサーズの仮払い

クライアントはオファーの時点で仮払いします。ランサーが承諾する前であれば、オファーの内容の変更やキャンセルができます。オファーが成立しなかったりキャンセルされたりした場合は、仮払いも取り消されます。

出典:https://www.lancers.jp/faq/l1019/549 (取得日2026-09-05)

登録にお金はかからない

クラウドワークスは公式ガイドに「実際に仕事を受注するまではお金はかかりません」と書いています。ランサーズも会員登録・仕事の依頼・提案はいずれも無料で、手数料は成約したときだけです。どちらも、登録しただけで費用が発生することはありません。

未経験はどちらを使うべきか:自分の場合の出し方

ここまでの数字から、選び方を手順にまとめます。

  1. 最初に受けそうな仕事の1件あたりの金額(税抜)を決める。応募しようと思っている案件の相場を見て、だいたいの金額を置きます。
  2. その金額が153,846円より下か上かを見る。下ならランサーズ、上ならクラウドワークスのほうが手数料は少なくなります。タスク形式が中心なら、金額にかかわらずランサーズのほうが料率は低めです。
  3. 受け取り口座の銀行を確かめる。楽天銀行ならクラウドワークスは100円、ランサーズは取得日時点で220円です。三井住友銀行ならランサーズ220円、クラウドワークス500円と逆になります。月に何回出金するかを掛けて、年間の額を出しておきます。
  4. 1と3を足して比べる。数万円の案件なら手数料の差のほうが大きく、振込手数料の差で結果がひっくり返ることはあまりありません。

両社とも登録は無料なので、両方に登録しておいて、案件ごとに条件のよいほうで受けるという使い方もできます。この記事で比べたのは費用の条件だけで、案件の数や種類、未経験者が採用されやすいかどうかは比べていません。そこは実際に案件一覧を見て判断してください。

この比べ方が向く人・向かない人

  • 向く人:これから1件数千円〜数万円の仕事を受けようとしていて、手元に残る額で登録先を決めたい人
  • 向く人:受け取り口座の銀行がすでに決まっていて、振込手数料まで含めて計算したい人
  • 向かない人:すでに1件15万円を超える仕事を継続して受けている人。この場合は手数料の大小が逆になるので、表の下の段から読んでください
  • 向かない人:手数料より、案件の探しやすさや得意分野の案件の多さで決めたい人。その判断材料はこの記事には入っていません

運営者の体験メモ

オンラインで学ぶ様子

ここからは編集部ではなく、サイト運営者のさとり個人の話です。私が独立して最初にもらった仕事は、クラウドソーシングで受けた動画編集の案件でした。その相手からは、すぐに連絡が来なくなりました。独立初期の編集案件は1本4,000円から10,000円くらいで、動画の尺によって金額が変わりました。同じ独立初期に、ココナラではコンサルの案件を10件ほど受けていて、こちらは1本3,000円でした。時給に換算すると安かったのですが、実績にはなりました。初めて報酬を受け取ったときは、うれしさより先に「これで生きていける気がしない」と思いました。だからあがいて、毎日いろいろ試していました。

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まとめ

「未経験の人が同じ金額の仕事を受けたとき、手元に多く残るのはどちらか」への答えは、1件の契約金額が税抜153,846円あたりより小さければランサーズ、大きければクラウドワークスです。未経験のうちに多い数万円の案件では、クラウドワークスの20%とランサーズの16.5%の差がそのまま効き、税抜3万円なら消費税を乗せる前で1,050円の差になります。

  • クラウドワークスの段階制は金額の「部分」ごとにかかり、システム利用料にも消費税がかかる
  • ランサーズは契約金額(税込)の16.5%で、公式ページに金額による段階の記載はない
  • タスク形式はクラウドワークス20%、ランサーズ16.5%で、どの金額でもランサーズのほうが低い
  • 振込手数料は取得日時点ではクラウドワークスのほうが安い銀行が多いが、ランサーズは改定が予定されている
  • 支払いサイトの選択肢は同じで、両社とも仮払いのしくみがあり、登録は無料

この記事の数字は2026年9月5日と9月11日に取得した公式ページのものです。手数料や振込手数料は変わることがあるため、登録や受注の前に、最新の条件を各社の公式サイトでご確認ください。

登録そのものに費用はかからないので、まずは無料の会員登録を済ませ、自分が応募したい案件の金額を上の表に当てはめてみてください。

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